この記事は、筆者(@MezaseUscpa)が会計単位0・TOEIC830点の状態からUSCPAを目指し、約2年・総勉強時間1,630時間で全4科目に合格するまでの全記録です。短期間でも高得点でもない「普通の社会人受験生」のリアルな流れなので、これから受験を検討する方の等身大の参考になれば幸いです。
合格までの全体タイムライン(早見表)
| 時期 | できごと | スコア |
|---|---|---|
| 2019年3月 | アビタス申込・学習開始(会計単位0/TOEIC830/簿記2級) | — |
| 2019年3〜9月 | 単位取得+FAR学習 | — |
| 2019年10月 | FAR 合格 | 82 |
| 2020年1月 | BEC 不合格(1回目) | 65 |
| 2020年6月 | AUD 合格 | 80 |
| 2020年11月 | REG 合格 | 76 |
| 2021年2月 | BEC 不合格(2回目) | 73 |
| 2021年3月 | BEC 合格 → 全科目合格 | 76 |
受験順は FAR→BEC→AUD→REG→BEC→BEC。BECに2回落ちているのが最大の反省点です(後述)。総勉強時間・費用の要点は次のとおりです。
- 総勉強時間:約1,630時間(1年約800時間/月約54時間/1日2時間弱、スタディプラス集計)
- 合格までにかかった費用:約1,196,544円(BEC3回受験の受験料が響きました)
準備期|まず最初にやったこと(2019年3月)
理系大学卒で会計単位が0だったため、まず費用と予備校を比較し、受講料と単位取得費を合わせた総額が他校より安かったアビタスに申し込みました。同時に学歴評価(単位審査)の準備を進めています。勉強時間の確保が最大の壁でしたが、「やりたくないことをやめる+1問だけ解く」で習慣化しました(詳細は勉強時間の捻出と両立法の記事)。
単位取得・FAR学習期(2019年3月〜9月)
会計・ビジネス単位を取得しながら、最初の科目FARに着手。FARは範囲が広く、筆者は約424時間を費やしました。最初の1ヶ月は「月100時間」を目標にしたものの実際は71時間。それでも問題集を周回し、基礎を固めました。FARの詳細はFARの勉強時間と難易度の記事へ。
BEC(最初の挑戦)(2019年10月〜2020年1月)
2019年10月にFARを82点で合格。勢いそのままBECに進みましたが、2020年1月に65点で不合格。特にWritten Communication(記述式の英作文)で苦戦しました。今振り返ると、FARの次はAUDを受けるべきでした(内部統制を先に深く学べるため)。※BECは2024年の新制度で廃止されています(旧BEC合格体験記)。
AUD学習・合格(2020年)
BECをいったん保留し、AUDへ切り替え。約324時間の学習で2020年6月に80点で合格しました。アビタスの個別カウンセリングで学習方針を相談できたことが、この合格の後押しになりました。AUDの詳細はAUD一発合格の勉強時間の記事へ。
REG学習・合格(2020年)
続くREGは税法中心で暗記量が多く、約350時間を投下。2020年11月に76点で合格しました。残すはBECのみ、という状態までこぎ着けます。REGの詳細はREGの勉強時間と難易度の記事へ。
BEC(再挑戦)と全科目合格(2021年)
最後の砦BECに再挑戦するも、2021年2月に73点で再び不合格。合格ラインまであと一歩で、精神的に最もきつい時期でした。それでも記述対策を練り直し、2021年3月に76点で合格し、ついに全科目クリア。BECだけで3回受験し、受験料だけで約21万円かかりました。「1問だけでも続ける」を切らさなかったことが最後の合格につながったと思います。
合格後(2021年〜2022年)
合格後は英語学習を継続し、4ヶ月で英検準1級、6ヶ月でTOEIC885点(合格前830→合格後885)を達成しました。USCPAの学習で培った「読む力」が土台になっています。合格後の英語学習は合格後1年の英語学習記録、キャリアの変化はUSCPA合格後のキャリアの記事にまとめています。
これからUSCPAを目指す方へ
短期間でも高得点でもない受験生でも、1日2時間弱を2年間積み重ねれば全科目合格に届きます。反省点は受験順(FAR→AUDが理想)とBECの記述対策ですが、現行制度ではBEC自体がなくなっているため、今から受ける方はより戦いやすくなっています。まずは費用と予備校比較から一歩を踏み出してみてください。
科目別・累計勉強時間のまとめ
スタディプラスで記録した実績をもとに、科目ごとの勉強時間と累計の推移をまとめます。「合格までにどれくらい積み上がるのか」の実感が湧くはずです。
| 科目 | 勉強時間の目安 | 結果 |
|---|---|---|
| FAR | 約424時間 | 2019年10月 合格(82点) |
| AUD | 約324時間 | 2020年6月 合格(80点) |
| REG | 約350時間 | 2020年11月 合格(76点) |
| BEC(3回受験) | — | 2021年3月 合格(76点) |
| 合計 | 約1,630時間 | 約2年で全科目合格 |
累計時間の推移も参考までに載せておきます。学習開始から半年(2019年9月)で累計424時間、1年弱(2020年1月)で714時間、1年経過時点(2020年3月)で843時間。ここから折り返して2年で1,630時間に到達しました。1年でおよそ800時間という筆者のペースは、月別で見ると71時間から37時間まで波がありました(月別の内訳は勉強時間の捻出と両立法の記事に掲載しています)。
合格を後押しした「カウンセリング」の存在
2度のBEC不合格で心が折れかけたとき、支えになったのがアビタスの個別カウンセリングでした。学習の進め方や受験順、モチベーションの立て直しまで相談でき、AUDをあの点数(80点)で合格できたのはカウンセリングで戦略を修正できたからだと感じています。独学ではなく相談できる環境があったことが、長期戦を最後まで走り切れた大きな要因でした。予備校選びの詳細はアビタス・TAC・CPA会計学院の比較をどうぞ。
合格までにかかった費用(実額)
参考として、合格までにかかった費用の実額は約1,196,544円でした。会計単位0からのスタートで単位取得費が必要だったことに加え、BECを3回受験したため受験料(1科目あたり数万円+国際手数料)がかさんだのが大きな要因です。裏を返せば、一発合格を積み重ねられれば費用はもっと抑えられます。費用の内訳や最新の受験料はUSCPA取得にかかる費用の記事にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. 合格まで何時間・何年かかりましたか?
A. 総勉強時間は約1,630時間、期間は約2年(2019年3月〜2021年3月)でした。
Q. 科目ごとの勉強時間は?
A. 目安としてFAR約424時間、AUD約324時間、REG約350時間でした。BECは3回受験しています。
Q. 受験順のおすすめは?
A. 筆者はFAR→BEC→AUD→REGで進めましたが、FARの次はAUDが理想でした。現行制度ではBECがなく、DisciplineはBAR・ISC・TCPの選び方の記事を参考に選べます。
Q. 費用は総額いくらでしたか?
A. 約1,196,544円。BECを3回受験したため受験料がかさみました。最新の費用感は費用記事をご覧ください。
