こんにちは、ちゃわです(@MezaseUscpa)。
この記事では、USCPA FAR(Financial Accounting and Reporting)の勉強時間・難易度・合格のコツと受験当日の流れを、実際に合格した体験談をもとに解説します。
私は2019年10月にFARを受験し、82点で合格しました。勉強時間は約424時間・7ヶ月でした。
USCPA FARとは?【2026年現行試験の基本】
FAR(Financial Accounting and Reporting)はUSCPAのコア科目(必須科目)のひとつで、財務諸表・会計基準を幅広く扱います。
- 財務会計:GAAP(米国一般会計原則)に基づく財務諸表の作成・分析
- 公会計:州・地方政府の会計(GASB基準)
- 非営利会計:非営利団体の会計処理
- リース・税効果会計・連結なども含む
現行FAR試験の形式【2024年 CPA Evolution以降】
2024年1月のCPA Evolution改訂により、試験構成が変更されました。以下が現行の形式です。
| 項目 | 現行(2024年〜) | |
|---|---|---|
| 試験時間 | 4時間 | 4時間(変わらず) |
| MCQ問題数 | 50問(25問×2) | |
| TBS問題数 | 7問(2+3+2) | |
| MCQ:TBSの配点 | 50%:50% | 50%:50%(変わらず) |
| T3後の休憩 | 15分(時計停止) | 15分(時計停止)(変わらず) |
| 合格点 | 75点(0-99スケール) | 75点(変わらず) |
⚠️ 旧制度(〜2023年)から変わった点:MCQ問題数が66問(33問×2)から50問(25問×2)に減少しました。TBSも8問から7問(2+3+2のテストレット分割)に変わりました。
✅ 旧制度と変わらない点:試験時間(4時間)・MCQ:TBS配点比率(50:50)・T3後の15分休憩(時計停止)・合格点(75点)はすべて同じです。また、公会計(GASB)・連結・リースが頻出という試験の傾向も変わっていません。
FARは4科目の中で最もボリュームが大きく、勉強時間・難易度ともにUSCPA最難関と言われる科目です。2024年のCPA Evolutionによる試験制度変更後も、FARはコア科目として継続されています。他のコア・選択科目に不安がある方は、AUD(監査)の勉強時間と難易度やREG(税法)の勉強時間と難易度の記事もあわせてチェックしてみてください。
FARの試験形式
- 試験時間:4時間(+15分の任意休憩)
- 問題形式:MC(多肢選択)+TBS(タスクベース・シミュレーション)
- 合格スコア:75点以上
FARの勉強時間はどれくらい?【合格者の実績:424時間/7ヶ月】
私がFARに合格するまでの勉強時間は約424時間、期間は7ヶ月でした。アビタスの講座を利用し、2019年3月から勉強を開始して10月に受験しました。
| 科目 | 勉強時間 | 期間 |
|---|---|---|
| FAR | 424時間 | 約7ヶ月 |
| REG | 350時間 | 約5ヶ月 |
| AUD | 324時間 | 約5ヶ月 |
FARは全科目の中で最も勉強時間がかかりました。一般的にも400〜600時間が目安とされており、「FARで挫折しやすい」と言われる理由はこのボリュームにあります。
それでも、公会計・連結・リースなどの頻出分野に集中して勉強することで効率を上げられます。
バックグラウンド別の目安勉強時間
FARは4科目の中で最もボリュームが大きく、バックグラウンドによって必要な学習時間に大きな差が出ます。以下はあくまで目安です。
| バックグラウンド | 目安の勉強時間 |
|---|---|
| 会計・簿記未経験(理系・文系一般職など) | 500〜700時間 |
| 簿記2級保有または会計実務経験あり | 350〜500時間 |
| 公認会計士試験経験者・会計専門職 | 200〜350時間 |
私は理系出身・簿記2級保有で424時間(約7ヶ月)でした。FARを最初の科目に選んだのは「4科目で最もボリュームが大きいので先に片付けたかった」という理由と、アビタスの担当者から「最初にFARをやるのがおすすめ」とアドバイスをもらっていたからです。
FARの難易度は?【合格者が正直に解説】
FARは難しい科目ですが、「どこが出るか」が比較的パターン化されているため、対策の方向性は見えやすい科目でもあります。
MC問題の特徴(本番から)
- 公会計の問題は頻出:得点源になる
- 長い文章問題は出なかった
- リース・税効果会計の問題は少なかった
- パートナーシップや個人財務諸表などのマイナー論点は出ない
- AICPAリリース問題に似た問題が出た
- 難易度は予備校の問題集とほぼ同レベル
TBS(タスクベース・シミュレーション)の特徴
- 公会計のTBSは理解促進になる(直前期より普段からやっておく)
- パートナーシップなどのマイナー論点はTBSでも出ない
- 連結のTBS対策はやっておくべきだった(やっておけばよかった)
実際の試験で最も得点になったのは公会計(GASB)でした。MC問題で複数出題され、問題集で繰り返し練習していたので正確に回答できました。一方、連結のTBSは準備が足りず時間がかかりすぎた反省があります。「連結・リース・税効果のTBSは直前だけでなく普段から解いておくべきだった」というのが正直な感想です。
FARのおすすめ勉強法【合格者が実践した方法】
①公会計は最優先で対策する
公会計の問題は頻出で、MC問題で点数と時間を稼げます。公会計対策は必須です。アビタスの問題集に公会計のTBSがありますが、これは理解促進にとても良いのでやった方がいいです。
②AICPAリリース問題は2〜3年分やる
AICPAリリース問題は本番に似た問題が出るため、2〜3年分程度取り組むのがおすすめです。アビタスの問題集とAICPAをやっていれば対策は十分と感じました。
③ブルーライトカットメガネを持参する
4時間のPC画面を見続けるため、ブルーライトカットメガネが有効です。試験会場への持ち込みもOKでした。目の疲れを大幅に軽減できます。
受験当日の流れ【体験談:御茶ノ水ソラシティ】
当日の持ち物チェックリスト
必須:
- パスポート(有効期限の確認も)
- NTS(印刷したもの)
- Confirmation number(試験予約時のメール画面など)
持って行くといいもの:
- ブルーライトカットメガネ(4時間のPC凝視対策)
- 耳栓(キーボード音・電卓音対策)
- 飲み物・軽い食事(15分休憩の息抜きに)
当日の時間配分
✅ 現行試験の推奨時間配分(2024年〜)
- Testlet1(MC 25問):約52分(約2分/問)
- Testlet2(MC 25問):約52分(約2分/問)
- Testlet3(TBS 2問):約36分(約18分/問)
- 休憩:15分(試験時間ストップ)← 旧制度と同じ
- Testlet4(TBS 3問):約54分(約18分/問)
- Testlet5(TBS 2問):約36分(約18分/問)
- 予備時間:約10分
MCに時間をかけすぎるとTBSが解けなくなる点は現行試験でも同じです。1問あたり約2分を目安にMCを進めましょう。
旧制度の時間配分(〜2023年・私の受験時)
※以下は2019年受験時の情報です。現行試験(2024年〜)では問題数が変更されています。
Testlet1(MC 33問):約55分(1.5分/問)Testlet2(MC 33問):約55分(1.5分/問)Testlet3(TBS 2問):約30分(15分/問)- 休憩:15分(試験時間ストップ)
Testlet4(TBS 3問以上):残り時間
時間はギリギリでした。FARは試験時間4時間のうち、MCに時間をかけすぎるとTBSが解けなくなります。事前に時間配分を決めて、模擬試験から練習しておくことをおすすめします。
受付〜試験開始の流れ
受付 → セキュリティチェック → 顔写真の撮影、NTSの確認 → 試験という流れです。受付から試験開始まで約30分かかります。早めに会場入りしましょう。
電卓を忘れずに!係の方に申し出れば電卓を貸してもらえますが、言わないともらえないので注意。ふせんに「電卓」と書いてパスポートに貼っておくとよいです。
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まとめ:FAR合格のために押さえる3つのポイント
- 公会計を最優先で対策する:頻出・得点源になる。MC・TBS両方で活きる
- AICPAリリース問題で本番慣れをする:2〜3年分で十分効果的
- 時間配分を事前に決めて練習する:模試から本番を意識した配分で
FARは確かに大変な科目ですが、正しい方向で対策すれば必ず合格できます。私自身、公会計対策と時間配分を意識した結果、82点で合格できました。
USCPAを目指して一緒に頑張りましょう!
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よくある質問(FAQ)
Q. FARの勉強時間はどれくらいかかりますか?
A. 一般的に400〜500時間が目安です。筆者は424時間・7ヶ月で82点合格しました。会計知識がゼロの場合は500時間以上みておくとよいでしょう。
Q. FARで最も重要な分野はどこですか?
A. 公会計(GASB)が最頻出かつ得点源です。政府・非営利会計の基礎をしっかり固めることが合格への近道です。連結・リースも頻出です。
Q. FARの合格点は何点ですか?
A. 75点(0〜99スケール)です。試験時間は4時間で、MC(多肢選択)50問とTBS(タスクベース)7問で構成されています。
Q. FARはどの科目の後に受けるのがおすすめですか?
A. 最初にFARを受けるのが定番です。FARで会計の基礎を固めると、その後のAUDやREGが格段に理解しやすくなります。
Q. FARの試験で時間が足りなくなりますか?
A. FARは4科目の中で最もボリュームが多く、時間配分が重要です。MC1問あたり約2分を目安に進め、TBSのために時間を残す練習を模擬試験から行いましょう。
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