「USCPAって最近よく聞くけど、そもそも何?」「取ると何がいいの?」——この記事では、USCPA(米国公認会計士)とは何かを、会計単位0・TOEIC830点から働きながら全4科目に合格した筆者・ちゃわ(@MezaseUscpa)がわかりやすく解説します。取得のメリット・難易度・費用まで、これから挑戦を検討する方の「最初の1記事」としてどうぞ。
USCPA(米国公認会計士)とは?
USCPA(U.S. Certified Public Accountant)は、アメリカの州が発行する公認会計士資格です。試験(Uniform CPA Examination)は全米で統一されており、英語・PC上(CBT)で受験します。会計・監査・税務・ビジネスの知識を体系的に証明できる、国際的に認知度の高い資格です。日本の公認会計士(JCPA)との違いはUSCPAと日本の公認会計士(JCPA)の徹底比較にまとめています。
試験の概要(2024年の新制度)
2024年の制度改訂(CPA Evolution)以降、試験は必須のCore3科目+選択のDiscipline1科目=計4科目で構成されます。
| 区分 | 科目 | 内容 |
|---|---|---|
| Core(必須) | FAR | 財務会計 |
| AUD | 監査 | |
| REG | 税法・法規 | |
| Discipline(1つ選択) | BAR / ISC / TCP | ビジネス分析/IT・情報システム/税務コンプライアンス |
合格ラインは各科目99点満点中75点。科目合格制で、1科目ずつ合格を積み上げていきます(合格後に残り科目を一定期間内に取り切る必要があり、期間は州により異なります)。各科目の難易度・合格率はUSCPAの難易度・合格率、選択科目の選び方はDisc科目(BAR・ISC・TCP)の選び方をどうぞ。
取得にかかる費用と期間の目安
費用は予備校・受験料・学歴審査・単位取得・ライセンス費を合わせて総額80〜120万円程度が目安です。筆者は会計単位0からのスタートで単位取得費もかかり、BECを3回受験した影響もあって総額約120万円でした。期間は社会人で2〜4年が一般的で、筆者は約2年・総勉強時間1,630時間でした。費用の内訳と最新の受験料はUSCPA取得にかかる費用の記事で詳しく解説しています。
USCPAを取得する6つのメリット
① 「会計 × 英語 × 国際性」で市場価値が高い
会計の専門性に加え、英語で業務ができることを客観的に証明できます。この組み合わせは希少で、転職市場での評価につながります。
② 転職・年収アップにつながりやすい
監査法人・外資系企業・経理・FAS/コンサルなど活躍の場が広がります。具体的な転職先や年収の目安はUSCPAで転職を成功させる方法とUSCPAの年収で解説しています。
③ グローバルに通用する
米国基準(US GAAP)や国際的な会計・監査の知識が身につき、海外・グローバル企業でも通用する土台になります。
④ 働きながら取得できる(科目合格制)
4科目を1つずつ合格していく方式のため、社会人が働きながら計画的に挑戦できます。筆者も会社員として働きながら合格しました(勉強時間の捻出と両立法)。
⑤ 英語資格がなくても始められる
受験にTOEIC・英検のスコアは不要です。筆者はTOEIC830点・英検なしからスタートしました(必要な英語力)。
⑥ 学習が英語力の底上げにもなる
会計英語を読み続けることで英語力も伸びます。筆者は合格後4ヶ月で英検準1級、6ヶ月でTOEIC885点を達成しました。
注意点・デメリットも正直に
- 費用が高め:総額80〜120万円。単位が不足していると単位取得費が上乗せされます。
- 合格まで時間がかかる:社会人で2〜4年が一般的。継続力が問われます。
- 合格=即ライセンスではない:正式に「Licensed CPA」を名乗るには実務経験・倫理試験など州の追加要件が必要です(ライセンス申請の手順)。
USCPAが向いている人
会計と英語のどちらも「嫌いではない」人、働きながら計画的に長期戦を戦える人、将来的に外資系・グローバル企業・監査法人・コンサルへのキャリアを考えている人に向いています。筆者自身も「今の職場にずっといたくない」「転職の選択肢を広げたい」という動機で挑戦しました。
取得までの大まかな流れ
- 予備校を選ぶ(アビタス・TAC・CPA会計学院の比較)
- 出願州を選ぶ(受験州の選び方)
- 学歴審査を受け、単位が不足していれば取得する
- NTS(受験票)を取得し、試験を予約する(NTS取得〜試験予約の手順)
- 4科目に合格する(合格者の勉強法・スケジュール)
- ライセンスを申請する(ライセンス申請の手順)
まとめ
USCPAは「会計×英語×国際性」を証明できる国際資格で、英語資格なし・働きながらでも十分に狙えます。費用と期間はかかりますが、その分キャリアの選択肢は大きく広がります。まずは費用と予備校比較から全体像をつかんでみてください。
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USCPAにありがちな3つの誤解
受験前の筆者も信じていた「よくある誤解」を、合格した立場から正直に解いておきます。
誤解①「英語がペラペラじゃないと無理」
受験に英語資格は不要で、必要なのは会話力ではなく会計英語の読解力です。筆者はTOEIC830点・英検なしからスタートし、日本語テキストで概念を理解してから英文問題に慣れました。
誤解②「超難関で社会人には無理」
4科目それぞれが難関ですが、一度に全科目に受かる必要はありません。科目合格制なので、働きながら1科目ずつ攻略できます。筆者も会社員として約2年で合格しました。
誤解③「実務経験がないと取っても無駄」
未経験からBig4監査法人や会計事務所へ転職する入口として機能します。むしろ「これからキャリアを作りたい人」の武器になります(転職の記事参照)。
筆者の合格体験ダイジェスト
イメージが湧くよう、筆者のリアルな道のりを簡単に紹介します。理系大学卒で会計単位0・TOEIC830点からスタートし、アビタスで単位を取得しながら学習。FARを424時間かけて合格(82点)した後、BECに2回落ちるなど苦しみながらも、約2年・総勉強時間1,630時間で全科目に合格しました。費用は総額約120万円。決して優等生タイプの受験ではありませんでしたが、「1日2時間弱を続ける」ことで届きました。詳しい道のりは合格までの全記録タイムラインをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. USCPAは英語ができないと無理ですか?
A. 受験に英語資格は不要です。日本語テキストの予備校を使えば、TOEIC600前後からでも十分に合格を目指せます。
Q. 働きながらでも合格できますか?
A. できます。科目合格制なので社会人向きで、筆者も会社員として約2年で全4科目に合格しました。
Q. 費用はいくらかかりますか?
A. 総額80〜120万円が目安です。単位不足の場合は単位取得費が加わります。詳細は費用記事をご覧ください。
Q. 合格すればすぐ「CPA」を名乗れますか?
A. いいえ。試験合格は「CPA Exam Passer」の段階で、実務経験・倫理試験など州の要件を満たしてライセンス申請をして初めて「Licensed CPA」になれます。
