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【16ヵ月目】AUD合格!残り2科目!USCPA取得のためにやったことや勉強時間【AUD6ヶ月目・REG2ヵ月目】

【16ヵ月目】AUD合格!USCPA取得のためにやったことや勉強時間 【AUD6ヶ月目・REG2ヵ月目】

こんにちは、ちゃわです(@MezaseUscpa)。

2019年3月9日にアビタスのUSCPA講座に申し込み、16ヶ月ほどが経過しました。

半年ほどただの勉強記録が続きましたが、

なんと

2020年6月21日にAUDの試験を受け、80点で無事合格できました。

今回の記事では、AUD合格までにやったことや試験の様子などを紹介していきたいと思います。

 USCPA受験にあたっての前提条件や自己紹介はこちらの記事をご覧ください。

これまでの試験結果

2019年10月にFARを受験 → 82点で合格。

2020年1月にBECを受験 → 65点で不合格。

2020年6月にAUDを受験 → 80点で合格。

 2020年6月の勉強時間

約55時間

勉強時間累計では1,057時間となりました。

AUDでは累計324時間です。

REGでは累計59時間です。

https://twitter.com/MezaseUscpa/status/1274310038492872705

試験前だからって勉強時間が長くなるわけではないのが私です…

むしろ直前期はやる気がなくなるのですが、
実力さえついていれば直前期にだらけてしまっても大丈夫!

と思って毎回試験を受けています。

勉強時間の内訳

  • AUD1:4時間30分
  • AUD2:2時間
  • AUD TBS:6時間40分
  • AUD教科書:6時間4分
  • AICPA(AUD):4時間
  • AUD模擬試験:5時間
  • AUD MCランダム:5時間45分
  • REG1:21時間

コロナウイルスの影響により、当初予定していた試験日が1ヶ月ずれてしまったのでREGの講義も進めていましたが、

AUD試験の2週間前からはAUDの勉強に完全に切り替えました。

AUD試験についての感想

結果的には無事合格できたのですが、
試験終了後は、解放感と同時に

冷静になって間違えた問題の多さに気が滅入っていました。

https://twitter.com/MezaseUscpa/status/1275071628494303233

お金はかかりますけど、落ちてもまた受ければ良いんです。
試験てのはそういうものです。

時間が足りない!

AUDはFARと比べて試験時間に余裕があると聞いていましたが、

実際はFARと同じくらい時間ギリギリでした。

計算問題もTBSで出てきたので、普段から電卓を使っている人は電卓を借りるのを忘れないようにしましょう。

TBSでガッツリ計算問題が出る

AUDでは「計算問題は出ない」出ても軽い計算という話をアビタスの説明会では聞いた事があったのですが、

TBS問題ではFARなみの計算問題が複数出題されました。

AICPAリリースのTBS問題を見ていてだければ傾向はつかめると思います。

今後、試験傾向は変わってくるかもしれませんが、普段から電卓を使用している方は必ず電卓を借りるようにしましょう。

AUD合格までの勉強時間と期間について

AUD合格までの学習時間は、324時間でした。

参考までに、FAR合格までは424時間です

期間としては、

AUDの学習を開始したのは2020年1月で受験したのが6月21日でしたので、5ヵ月半ほどかかっています。

AUD試験の難易度について

試験の概要はこんな感じでした。

MCの難易度 普

MCについては、アビタス問題集と教科書レベルの問題が出題され、各分野まんべんなく出題されていた印象です。

しいて言えば倫理Attest engagement多めだったかと思います。
監査調書の文章内容についても出題されましたが、標準文系の丸暗記までは必要なかったです。

教科書に書いてあったな〜と思いながら解いた問題が結構出てきたので、教科書読んどいてよかったと感じました。

巷の情報だと、「アビタスの教科書にない内容がかなり出題される」とよく聞きます。

正直、他の教材をやる余裕もなく、考えてもしょうがないのでアビタスオンリーで試験に臨みました。

試験問題がラッキーだったのか、見たことない論点は数問でした。どれほど正答できていたかはわかりませんが、大きな失点はしなかったと思われます。

TBS(テストレット3)の 難易度 易〜普

テストレット3では、

  • Audit procedures選択
  • 修正仕訳後の各指標への影響(BEC系)

が出題されました。

Audit procedures選択については、TBS問題集レベル

修正仕訳後の各指標への影響については、BECにありそうな問題ですが、指標の定義は書かれているのでBECの知識なしでもOKです。
FARの知識は必要ですが、資産、負債、資本勘定がわかれば楽な問題でした。

(楽と書きましたが、ミスして試験後落ち込んでいます。)

TBS(テストレット4)の難易度 普

  • リサーチ
  • confirmation letterへの対応
  • 修正仕訳

リサーチ問題については、答え見つけられず、諦めればいいのに無駄にこだわり15分くらいロス。
そういえば、FARでも同じことをしています。反省してないですね…

リサーチ問題対策については直前期にアビタス教材を使って演習しましたが、本番は活かせずでした。

公開会社→PCAOB基準からとか非公開企業だったらSASから探すといった知識レベルの低い完成度で試験に臨み、特に役に立たず…

confirmation letterへの対応については、アビタス問題レベルでした。解答がわからないものもありましたが、気にせずスルーしました。

TBS(テストレット5)の難易度 普〜難

テストレット5では

  • Audit procedure選択
  • Depreciationに関する資料を読み、間違いを見つけて修正→Performance Materialityと比較する問題(模試とかAICPAリリース問題にあるような問題)
  • Inventryに関する問題で同上。(量多い難しい)

テストレット5の1問目は、選択するのみの問題で普通の問題でしたが、
2問目3問目は資料読み込みや計算が必要な問題だったのでかなり焦りました。(テストレット5突入時点で残り50分)

とりあえず、1問目を解き、2問目に移りましたが、全く資料が頭に入って来ず解けなくてかなり焦ります。3問目はさらに意味不明。

ここで、諦めかけましたが、

もう一度2問目に戻ったところ、解けそうなところを発見。
気を取り戻して挑んだところ、とりあえず全て解答でき、一安心。

2問目のPerformance Materialityと比較する問題は、AICPAリリース問題にある類似問題をやりこめば対策可能です。仕訳の知識は必須です。

3問目は結局ほとんど適当に解答しましたが、採点されない問題であると割り切って試験を終えました。

AUD試験の時間配分

試験を受ける前に下記のように時間配分を決めました。

試験会場の席に着いたら、配布された計算用紙にこの時間配分をメモし、本番もほぼこの時間配分で試験を進めていきました。

  • Testlet 1 MC問題 36問×1.5分≒55分
  • Testlet 2 MC問題 36問×1.5分≒55分
  • Testlet 3 TBS問題 2問×15分=30分
  • 休憩 15分(試験時間ストップ)
  • Testlet 4 TBS問題 3問×15分≒50分
  • Testlet 5 TBS問題 3問×15分1≒50分

AUDのおすすめ勉強方法

80点という高得点でもない点数ですが、とりあえずは合格できたので、

AUDの学習方法を紹介していきたいと思います。

問題集と教科書を往復する

他科目では問題集をゴリゴリ解いていくというのが、合格パターンかもしれないですが、

AUDの場合、問題をゴリゴリ解いていくというよりは、

問題を解き、正解不正解に関わらず、教科書に戻り、周辺知識も抑えていくといった方法で、理解を深めていきました。

全ての問題で上記の方法をとったわけではなく、不正解の選択肢が説明できない問題を中心に教科書に戻っていました。

一方で、理解が進んでいる分野で、もう一度問題を解いても効果が薄そうなものは次回から解いていませんでした。

やらなかったこと

・標準文型の丸暗記、写経

暗記できるならしたほうが試験は楽になります。
私の場合、暗記するというのが苦手なので、構成の順番や意見によって文言が変わるところくらいは覚えてるけど、暗記はしておらず、問題の選択肢を見れば選別はできるレベルで試験に臨みました。

実際、文型に関する問題が出題されましたが、本番は迷うことなく回答できたと思います。

・アビタス以外の教材

先にも書きましたが、アビタス教材を回していると(問題集4、5周や教科書読み込み)洋書や他教材を消化する余裕はなかったです。

厳密に言えば、問題集4、5周や教科書読み込めば、「あれ、なんかイケそうな気がする!」となって他の教材やる気が起きません。

しかし、この辺りは学習の仕方の好みもあると思うので、他教材の問題をやり込むことで理解を含めるやり方が好きな方は必ずしも教科書を読み込む勉強をする必要はないと思います。

合格すればそれでよし!

やっといてよかったこと

・事前のカウンセリング

理解重視でじっくり取り組むというマインドを教えてもらえて、今までのゴリゴリ問題を解く学習方法を見直すことができ、合格につながったと思います。

・AICPAリリース問題

FAR、BECのAICPAリリース問題を解いて試験本番に臨みましたが、特にAUDはAICPAリリース問題に似た問題が出題された印象があります。

特にTBSについてはAICPAリリース問題を解いておくべきです。Performance Materialityと比較する問題は本番も似たような問題が出てきました。

試験会場について

AUD試験内容とは別に試験会場で気づいたことがあったのでご紹介します。

Twitterでも書いたのですが、

試験30分前に到着しなくても大丈夫でした。

試験開始が9時だったのですが、8時45分頃受付へ行き(少し寝坊しました)普通に試験を受けてきました。
もし遅刻しても諦めずに試験会場に行きましょう。

ティッシュペーパーの持ち込みは、
前回まではポケットティッシュの中身を持ち込めた記憶があるのですが、原則持ち込みは×になっているようです。

試験室の手前の受付(試験前に顔写真を撮影するところ)で、ティッシュが欲しい旨伝えれば、『貸し』てもらえます。

試験が終わったらきちんと返します。

最後に

AUD試験前はTwitterをのぞき、先に受けた先輩方がAUDはかなり試験が難しくなっているという情報を見ていてビビっていました。笑

結果、先に書いたように私の場合は、
運よく全体的に普遍的な問題が出題されました。

いろんな情報(このブログを含めて)はあまり気にせず、試験に望めば良いことがあります!

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