USCPA(米国公認会計士)を目指すと、多くの日本人が最初にぶつかるのが「単位が足りない」という壁です。筆者(ちゃわ/@MezaseUscpa)は工学部出身で、会計単位がほぼゼロの状態からのスタートでした。この記事では、USCPA受験に必要な会計・ビジネス単位の要件と、自分の単位が足りるか調べる方法、そして理系の筆者がアビタスで+20万円ほどかけて単位をそろえた実体験を、公式情報と自分の記録だけをもとに解説します。
アビタスの単位取得コースそのものの詳しい受講体験はアビタス単位取得コース体験記にまとめています。本記事は「そもそも単位が足りるのか/足りないときどうするか」に絞って解説します。
USCPA受験に必要な単位要件の基礎(総単位・会計・ビジネス)
USCPAは州(受験地)ごとに要件が異なりますが、基本の枠組みは共通しています。
- 総単位:学士号+合計150単位相当が基本。2025年の制度改正で、120単位で受験できる州も出てきました。
- 会計単位:財務会計・管理会計・監査・税務などの上位科目で、一定単位が必要(州により概ね24単位前後〜)。
- ビジネス単位:経済・ファイナンス・ビジネス法などで一定単位が必要(州により概ね24単位前後)。
必要な会計・ビジネス単位数や総単位は州ごとに異なるため、まず出願する州を決めることが第一歩です。州の選び方はUSCPA受験州の選び方で、最新の一次情報はNASBA公式(各州ジュリスディクションページ)で必ず確認してください。
なぜ日本人は会計・ビジネス単位が足りなくなるのか
日本の大学は、米国のような「会計・ビジネス科目を体系的に積み上げる」カリキュラムとは限りません。そのため、卒業していても米国基準で見ると会計・ビジネス単位が不足しているケースが多いのです。特に筆者のような理系出身者は会計単位がほぼゼロになりがちですし、文系でも専攻によっては足りません。
自分の大学の単位が米国基準でどう換算されるかは、NIES(NASBA International Evaluation Services)による学歴評価で判定されます。手順・費用はUSCPAの学歴評価・学歴審査(NIES)とは?で解説しています。
自分の単位が足りるか調べる方法
「自分は何単位足りないのか」を知らないまま学習を始めると、いざ出願という段階で受験できず時間を失います。次の順番で確認するのが確実です。
- 出願する州を仮決めする:会計・ビジネス単位の要件は州で違うため、まず候補州を絞ります(州の選び方)。
- NIESで学歴評価を受ける:日本の大学の単位が米国基準で何単位に換算されるかを正式に確認します(NIESの手順)。
- 予備校の無料カウンセリング・資料請求で単位診断を受ける:今の単位で出願できるか、不足分は何単位かをプロに確認できます。筆者も申込前にこれで自分の単位状況を把握しました。
✅ まずは自分の単位が足りるか、無料で確認
アビタスの無料資料請求・カウンセリングなら、今の単位状況と不足分の目安を確認できます。会計単位ゼロだった筆者も、申込前にここで現状を把握してから動き始めました。
資料請求・説明会参加は無料です。
足りない単位はどう取る?社会人の現実的な選択肢
不足した会計・ビジネス単位は、予備校の単位取得コースで取るのが働きながらでは最も現実的です。海外大学へ通い直すより、時間もコストも抑えられます。
筆者が使ったアビタスは、カリフォルニア州立大学イーストベイ校(CSUEB)と提携しており、USCPAの学習と単位認定試験だけで会計29単位(11科目)・ビジネス24単位(8科目)を取得できます。単位取得費用はパックに含まれ、入会後に多額の追加費用は発生しません(単位試験の受験可能期間は入会から2年)。
ただし、もともと会計・ビジネス単位を持っている人と比べると、単位取得が必要なぶん実質で約20万円ほど余分にかかるのも事実です(筆者の体感)。他校では単位1科目あたり約3万円が目安で、必要科目数によって総額が変わります。単位取得まで含めた総額の比較はUSCPA予備校3社の比較とUSCPA費用の総額で確認してください。
なお、以前あったリスキリング(専門実践教育訓練)支援を使った受講料の一部キャッシュバックは、2026年6月30日で新規受付が終了しました。現在の対象可否・条件はアビタス公式サイトでご確認ください。
筆者の単位取得の実体験(理系・働きながら)
筆者は2019年3月にアビタスへ申し込みました。工学部出身で会計単位はほぼゼロだったため、試験勉強の前にまず「単位取得」からのスタートです。コースはオンラインで完結するので、平日の夜と週末を使って進めました。テキストは英語ですが、日本語のサポート資料があるため、英語に強い自信がなくても対応できました。
FAR(財務会計)分野の会計単位は、FAR1〜FAR5と段階的に取得していきました。各単位の単位認定試験(英文会計入門)は、60分・4択30問・15問正解(正答率50%)で合格という設計で、自宅PCから受験でき、結果もその場で分かります。落ちても翌学期以降に無料で再受験できるので、精神的なハードルは高くありません。内容は日商簿記3級レベルで、4択のため筆記の簿記3級よりむしろ易しく感じました。
正直に言うと、初めての単位認定試験では緊張しすぎて、講義視聴(約8時間)と問題演習で合計17時間半もかけてしまいました。結果はA評価でしたが、今思えばやりすぎです。WEBの問題演習を1〜2周して解けるようになったら、早めに受験してしまうのが正解でした。各科目の勉強時間の実績は働きながらの勉強時間の記事、合格までの流れ全体は合格までの全記録にまとめています。
単位取得でつまずかないためのコツ
- 学歴評価(NIES)と単位取得を並行して進める:NIESの評価だけで1〜2ヶ月以上、出願から初回受験までにもさらに時間がかかります。学習開始から初回受験まで5〜6ヶ月が目安なので、「勉強は終わったのに受験できない」を避けるため早めに動きます。
- 単位認定試験は完璧を目指さない:合格ラインは正答率50%。問題演習が一通り解けたら受験して、次の科目へ進むほうが効率的です。
- 州要件は必ず最新を確認する:筆者が始めた2019年当時はグアム州の見込み受験やアラスカ州出願(会計15単位)などが選択肢でしたが、要件は変わります。出願前にNASBA公式で最新情報を確認してください。
まとめ
USCPAの「単位が足りない」は、理系・会計未経験でも珍しいことではなく、予備校の単位取得コースで十分に解決できます。大切なのは、①出願州を決め、②NIESと単位取得を並行し、③早めに動くこと。まずは自分の単位が足りるかを無料の資料請求・カウンセリングで確認するところから始めてみてください。アビタスでの単位取得の具体的な流れはアビタス単位取得コース体験記もあわせてどうぞ。
よくある質問(FAQ)
USCPA受験に単位はどれくらい必要ですか?
州によって異なりますが、基本は学士号+総150単位相当で、会計・ビジネスの上位科目の単位が別途求められます。2025年の制度改正で120単位で受験できる州も出てきました。出願州の要件はNASBA公式と州選びの記事で確認してください。
会計・ビジネス単位が足りない場合はどうすればいいですか?
予備校の単位取得コースを使うのが社会人には現実的です。アビタスはカリフォルニア州立大学イーストベイ校と提携し、学習と単位認定試験だけで会計29単位・ビジネス24単位を取得できます(費用はパック込み)。
単位取得にいくらかかりますか?
筆者の体感では、アビタスは単位取得費がパックに含まれるものの、もともと単位がある人と比べると約20万円ほど余分にかかりました。他校では1科目あたり約3万円が目安で、必要科目数で総額が変わります。詳しくは費用の総額記事へ。
理系・会計未経験でも単位は取れますか?
取れます。筆者は工学部出身で会計単位はほぼゼロでしたが、単位認定試験(4択30問・15問正解で合格、簿記3級レベル)に対応できました。日本語サポート資料があるため、英語に不安があっても進められます。
