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USCPA合格後に英語力を伸ばす方法|TOEIC830→885・英検準1級を実現した勉強法【2026年】

USCPA(米国公認会計士)に合格すると、「英語で会計を読む力」は確実に身につきます。ただ、それと日常英語やTOEIC・英検で測られる英語力は別物です。筆者(ちゃわ/@MezaseUscpa)は、USCPA合格後も英語学習を続け、TOEICを830点から885点に、さらに英検準1級まで伸ばしました。この記事では、USCPA合格後に英語力をどう伸ばすかを、実際に試した方法ベースで解説します。受験に必要な英語力そのものについてはUSCPAに必要な英語力の記事にまとめています。

USCPAで身につく英語力・身につかない英語力

2年間、会計の英文をひたすら読み込んだので、専門的な英文を正確に読むリーディング力はかなり鍛えられました。一方で、次のような力は「USCPAを勉強しただけ」ではあまり伸びません。

  • 英検1級レベルの語彙と地力(USCPAでは出会わない単語が並びます)
  • 文法・語法の瞬間的な判断(TOEIC Part5・6)
  • スピーキング・ライティング(USCPAでは会話も高度な英作文もほぼ不要)

つまり「会計英語は読めるのに、TOEICのスコアはそこまで高くない」という状態になりがちです。だからこそ、合格後に目的を切り替えて学び直す価値があります。

なぜ合格後も英語学習を続けるのか

USCPAで培ったリーディング力は、汎用的な英語力を伸ばす絶好の土台になります。会計の難しい英文を読み切った経験があるぶん、一般的な英語は「やさしく」感じられ、伸びも早いです。実際、筆者は合格後の英語学習で、会計英語の読解力がそのまま効いていると実感しました。キャリアの選択肢を広げるうえでも、TOEICスコアや英検は分かりやすい武器になります。

TOEIC800点台では、社内で差がつきませんでした

合格後に英語学習を続けた理由は、キャリア面での実感もあります。

正直に言うと、TOEIC800点以上を持っていて国際系の部署を志望している同僚や先輩は、社内に山ほどいました。私のTOEIC830点も上司との面談で「すごいね」とは言われましたが、それだけです。同じことを言われている人が他にも何人もいる状態では、志望者の列から抜け出せませんでした。

実際に評価が変わったのはUSCPAでした。上司の反応が「初めて見た」に変わり、希望していた国際系の部署への異動につながっています(この経緯はUSCPAで転職しなかった話に書きました)。

ただし、これは「英語はやらなくていい」という意味ではありません。異動先は上司も先輩も英語ができるのが当たり前の環境で、できないと仕事にならない場所でした。英語は差をつける武器ではなく、そこに立つための前提だったというのが正確な感覚です。

だからこそ、合格後も英語は伸ばし続ける必要がありました。ここから先は、実際にやったことです。

実践①TOEIC対策:キク英文法5周でPart5・6が伸びた

合格後、2年ぶりにTOEICを受けることにしました。まず取り組んだのが文法の総復習です。「キク英文法」を5周ほど繰り返したところ、Part5・6(文法・語法)の正答率が以前よりかなり上がりました。USCPAの学習では文法問題を単体で解くことはないので、ここは意識的に埋める必要があった部分です。文法は一度型を入れると安定して得点源になるので、合格後にTOEICを狙うなら最初に手をつける価値があります。

なお「キク英文法」はアルクの本です。私が使ったのは書籍ですが、同じアルクはTOEICの通信講座も出しています。独学で計画が続かないタイプの方は、こちらも選択肢になります。

アルクのTOEIC®テスト通信講座

実践②TOEIC Part7の速読は、特別な訓練をしていません

ここは意外に思われるかもしれません。TOEIC Part7(長文読解)のために、速読のトレーニングを改めてやったことはありません。

USCPAの問題、特にFARのような長い問題文を解き続けているうちに、読むスピードは自然に上がっていました。会計英語は一文が長く、条件が複雑に絡み合います。あれを2年間さばき続けたあとだと、TOEICの英文はむしろ素直で短く感じられました。

よく「会計英語の精読とTOEICの速読は別スキル」と言われますし、理屈としてはその通りだと思います。ただ私の場合は、USCPAの学習そのものが速読の訓練を兼ねていたというのが正直な実感です。合格後にPart7対策として新しい教材を買った記憶はありません。

逆に言えば、意識して埋める必要があったのは文法だけでした。だから前章のキク英文法に時間を使っています。

実践③英検準1級:ライティングとスピーキングは参考書で埋めた

TOEICと並行して英検にも挑戦し、USCPA合格から約4ヶ月で英検準1級に合格しました。

英検にはライティングとスピーキングがあります。USCPAではどちらもほぼ使わないので、ここは意識的に対策しました。

ライティングは市販の参考書を使いました。英作文は「型」を知っているかどうかで出来がまるで変わります。構成のパターンと頻出の言い回しを入れておくと、本番で書く内容そのものに集中できます。

スピーキングは、一次試験が終わってから二次試験対策の参考書に取りかかりました。先に手をつけても、一次で落ちれば使いません。一次から二次までは日にちがあるので、この順番で間に合いました。

リーディングは、USCPAで鍛えた読解力がそのまま効きました。準1級までは、その貯金でかなりの部分を押し切れたという感覚です。

合格後の英語学習は「時間を作った」のではなく「切り替えた」だけ

ここが、この記事で一番お伝えしたいことかもしれません。

合格後、英語のために新しく時間をひねり出したわけではありません。USCPAの勉強に使っていた時間を、そのまま英語に切り替えただけです。

目安はだいたい月80時間ほど。USCPA受験中とほぼ同じペースです。この習慣を止めずに横滑りさせた結果が、4ヶ月で英検準1級、6ヶ月でTOEIC885点でした。

合格した直後は、解放感でいったん勉強をやめたくなります。ただ、一度止めた習慣を立ち上げ直すほうが、続けるよりずっと大変です。机に向かう時間が確保できているうちに、中身だけ入れ替えるのが一番省エネだと思います。

受験中の時間の作り方は働きながらの勉強時間の捻出と両立法に書いています。

合格後の英語学習で意識したこと

  • 目的を切り替える:USCPAの「読む」から、TOEIC/英検の「文法・速読・書く」へ、鍛える力を意識的に変える。
  • 土台を活かす:会計英語で培った読解力を前提に、足りない部分(文法・速読)をピンポイントで埋める。
  • 数字で可視化する:TOEICや英検はスコア・級で伸びが見えるので、モチベーションを保ちやすい。

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英検1級は一次試験で落ちました

正直に書きます。英検1級は一次試験で落ちています。

敗因ははっきりしていて、リーディング・ライティング・リスニングのどれもが、一回り足りませんでした。どこか一つが弱かったというより、全体的に地力が及ばなかった、という感覚です。準1級のときのように「USCPAの貯金で押し切る」やり方は通用しませんでした。

二次試験まで進んでいないので、1級のスピーキングについては何も書けません。ネット上には対策記事がたくさんありますが、私は体験していないので触れないでおきます。

ここから分かったのは、USCPAで得た英語力の貯金は、準1級あたりで一度底をつくということです。そこから先はUSCPAの延長ではなく、別の山として計画を立て直す必要があります。

まとめ

USCPA合格で得られるのは「会計英語を正確に読む力」で、TOEICのスコアや英検の級はまた別のトレーニングで伸びます。とはいえ、会計英語を読み切った経験は汎用的な英語力の強い土台です。筆者は合格後、文法(キク英文法5周)でTOEIC Part5・6を伸ばし、英検準1級に合格、TOEICも830→885へ。合格後こそ、目的を切り替えて英語をもう一段伸ばす好機です。

よくある質問(FAQ)

USCPAに合格するとTOEICのスコアも上がりますか?

リーディングの土台は確実に強くなりますが、TOEICのスコアが自動で大きく上がるわけではありません。筆者はUSCPA後に文法(キク英文法5周)を復習してPart5・6を伸ばし、TOEICを830→885にしました。目的に合わせた対策が必要です。

USCPAの英語力でTOEIC Part7(長文)は得意になりますか?

筆者の場合は、特別な訓練をしなくても速くなりました。FARのような長い問題文を2年間解き続けた結果、TOEICの英文が素直で短く感じられるようになったためです。意識して埋める必要があったのは文法だけでした。

USCPA合格後、英検にも挑戦できますか?

できます。筆者は合格から約4ヶ月で英検準1級に合格しました。英検はライティング・スピーキングも問われるため、USCPAでは鍛えない力を伸ばす良い機会になります。

合格後の英語学習は何から始めればいいですか?

まずは目的(TOEIC/英検など)を決め、USCPAで手薄になりがちな文法の総復習から入ると効率的です。会計英語で得た読解力を土台に、足りない部分をピンポイントで埋めるのがコツです。

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