USCPA試験を受けるには、まずNTS(Notice to Schedule)を取得し、次にPrometricで試験を予約する必要があります。この記事では、理系アラサーの私が実際に経験したNTS取得から試験予約までの手順を、2026年最新の公式情報をもとに解説します。
📋 この記事でわかること
✅ NTS(Notice to Schedule)とは何か
✅ NASBA CPA Portalでの申請手順
✅ 日本で受験するための国際手数料の払い方
✅ Prometricでの試験予約と変更・キャンセルのルール
⚠️ 2024年 CPA Evolution以降の新制度に対応した内容です。旧制度(Testing Window・Blackout期間)の情報とは異なる部分がありますのでご注意ください。
NTS(Notice to Schedule)とは?
NTSとは、NASBAが発行する「受験予約許可証」です。このNTSがないとPrometricで試験の予約ができません。NTSは1科目ごとに発行され、NTSに記載された有効期限内に受験しなければなりません。
NASBAの公式FAQによると、「NTSは1つの受験機会または有効期限のいずれか早い方で失効」します。有効期限は州によって異なります(詳細はCandidate Guideまたは申請先の州の資料を確認してください)。有効期限内に受験できなかった場合、NTSは無効となり受験料は返金されません。
🔄 旧情報との違い(重要)旧制度では「Testing Window(受験期間)」と「Blackout期間(受験不可期間)」がありました。
2024年CPA Evolution移行後はContinuous Testing(通年受験)となり、Blackout期間は廃止されました。年間を通じていつでも受験可能です。
NTS申請の手順(NASBA CPA Portal)
Step1: NASBA CPA Portalにログイン
NASBA CPA Portal(dashboard.nasba.org)にログインします。学歴審査が完了して受験資格があると認められていれば、ダッシュボードに受験可能な科目が表示されます。なお、NASBAはCPA Mobile App(iOS/Android)も提供しており、スマートフォンで申請状況を確認できます。
Step2: 受験科目を選択して申請(1科目ずつ)
受験する科目を選択してNTSを申請します。NTSは1科目ずつの申請のみ可能です。CPA Evolution移行後、複数科目の同時申請はできなくなりました(以前は複数科目まとめて申請できましたが、受験せずに失効するケースが多かったため変更されました)。
Step3: 受験料を支払う
受験料はNASBAを通じて支払います。費用は科目・州によって異なります。詳細はNASBA公式サイトまたは申請先の州の案内を確認してください。
Step4: NTS発行を待つ
支払い完了後、通常数営業日でNTSがメールで届きます。NTSにはExam Section IDが記載されており、Prometricの予約時に必要になります。大切に保管してください。NTSを紛失した場合は、NASBAに連絡して再発行を依頼できます。
【日本で受験する場合】国際手数料の支払いが必要
日本を含む国際会場で受験する場合、国内受験料とは別に国際手数料(International Administration Fee)を支払う必要があります。
| 科目 | 国際手数料(日本) |
|---|---|
| AUD / FAR / REG / BAR / ISC / TCP | $390/科目 |
この手数料はNTSを受け取った後にNASBA CPA Portalの「VIEW NTS」ボタンから支払います。支払いは科目ごとに行い、手数料は返金不可です。支払い完了後、24時間待ってからPrometricで試験予約が可能になります。
参考:NASBA International Administration公式ページ
Prometricでの試験予約手順
Step1: Prometric公式サイトにアクセス
Prometric公式サイト(prometric.com)から「Schedule My Test」→「CPA」を選択し、NTSのExam Section IDを入力します。
Step2: 受験会場・日時を選択
日本国内のPrometricテストセンター(東京・大阪・名古屋など)から会場と日時を選びます。最低5日前までに予約が必要ですが、希望の日程を確保するために45日前を目安に予約することを強く推奨します。人気のテストセンターは早期に埋まるためです。
なお、Prometricのサイトでは「Locate(会場確認)」ツールと「Schedule(予約)」ツールの2種類があります。まず「Locate」で近くの会場と空き状況を確認し、準備ができたら「Schedule」で予約を確定させましょう。
Step3: 予約確認メールを保存
予約完了後、確認メールが届きます。試験当日に必要な情報(会場住所・持参すべき身分証明書など)が記載されているので必ず保存してください。試験当日はNTSの持参が必須です。
試験の変更・キャンセルのルール
NASBAのFAQに基づく公式ルールは以下の通りです:
| 変更・キャンセルのタイミング | 手数料 |
|---|---|
| 試験日の61日以上前 | 無料 |
| 試験日の5〜60日前 | Prometricへの手数料あり(要確認) |
| 試験日の2〜5日前 | フル受験料(Prometricシート料金) |
| 試験日の24時間以内 | 変更・キャンセル不可 |
緊急事態(医療・災害など)が発生した場合は、NASBAに速やかに連絡して延長申請をすることが可能です(ケースバイケースで審査されます)。
私の体験談:NTS取得から初回受験まで
私はアビタスで学習を始め、学歴審査(NIES)が完了してから約2〜3週間でNTSが発行されました。NTS取得後すぐにPrometricで試験日を押さえようとしたのですが、日本の試験会場は意外と予約が埋まっており、希望の日程の2〜3ヶ月後になってしまったこともありました。余裕を持った早めの予約が重要です。
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まとめ
NTS取得から日本での試験予約までの流れをまとめると:①NASBA CPA Portalで1科目ずつNTSを申請・受験料支払い → ②NTS発行(数営業日) → ③国際手数料$390を支払い(24時間後に予約可能になる) → ④Prometricで会場・日時を予約(45日前推奨) → ⑤NTSと身分証を持参して受験、となります。
現在はContinuous Testing(通年受験)なので、学習が完了したタイミングで柔軟に受験できます。ただし、NTSの有効期限内に必ず受験することを忘れずに計画を立てましょう。
よくある質問
Q. NTSの有効期限はどのくらいですか?
A. 州によって異なります。申請先の州のApplication MaterialsまたはCandidate Guideで確認してください。また、NTSは「1つの受験機会」または「有効期限」のいずれか早い方で失効します。有効期限内に受験できなかった場合、受験料は返金されませんので注意が必要です。
Q. 複数科目まとめてNTSを申請できますか?
A. できません。2024年CPA Evolution移行後、NTSは1科目ずつの申請のみとなっています。以前は複数科目を同時申請できましたが、受験せず失効するケースが多かったため変更されました。
Q. 日本で受験する場合、追加費用はかかりますか?
A. はい、かかります。日本を含む国際会場での受験には、通常の受験料に加えて国際手数料$390/科目が必要です(インドは$460)。この手数料はNASBA CPA Portalで、NTS取得後に支払います。手数料は返金不可です。
筆者の体験談:旧制度との違いも含めて振り返る
私がUSCPA受験を始めた2019年当時と、現在の制度では大きく異なる点があります。旧制度で経験したこと・ハマった失敗を取り消し線で訂正しながら、現行制度での正しい対処法と一緒にお伝えします。
❌ 旧制度:2科目同時にNTSを発行していた
旧制度では、FARとBECを同時に申請してNTSを2科目分発行することができました。私も最初にFARとBECのNTSを同時発行し、FAR受験(2019年10月)→BEC受験(2020年1月)と3ヶ月間隔で受験しました。NTSの有効期限は6ヶ月で、「有効期限内にもう1科目受験できそうなら2科目まとめて出願してもよい」というアドバイスも当時はありました。
✅ 現行制度(CPA Evolution以降):NTSは1科目ずつしか申請できません。複数科目の同時申請は廃止されました。有効期限も州によって異なります。
❌ 旧制度:NTS期限に追われてBECを受験→不合格
2科目同時NTSの失敗談として、BECを3ヶ月しか勉強しないままNTS期限に合わせて受験してしまい、65点で不合格という結果になりました。習熟度が低いままNTS期限に追われて受験することの危険性を身をもって体験しました。
✅ 現行制度では:1科目ずつ申請するため、「もう1科目のNTS期限に追われる」という状況は起きません。有効期限内に確実に受験できる計画を立てた上で1科目申請しましょう。
📝 NTS発行にかかる実際の時間
私の経験では、NTS発行にかかった時間は以下の通りでした:
| 入力時間 | NTS発行まで | |
|---|---|---|
| 1回目(初申請) | 約1時間(アカウント設定等で手間取る) | 16日(「1ヶ月かかる」と聞いていたが意外と早かった) |
| 2回目以降 | 約5分(慣れると速い) | 3日(スムーズ) |
初回申請は慣れない手続きで時間がかかりますが、2回目以降は格段に速くなります。初めてのNTS申請の際は余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
💴 国際手数料の変遷(旧→現行)
私が受験した当時(2019〜2021年頃)の日本受験の国際手数料は約356.55ドル/科目でした。また、出願のたびにApplication Fee(175.0ドル)もかかっていました。
✅ 2026年現在の日本受験国際手数料:NASBA公式によると$390/科目です。費用の詳細は必ず最新の公式情報をご確認ください。
🗓️ 国際手数料支払い後のPrometric予約タイミング
私の経験では、日本受験手数料(国際手数料)のクレジット決済後、約30分ほどでPrometricの日本会場の予約ができるようになりました。現行制度では公式に「支払い後24時間待ってから予約」とされていますが、実際には早めに予約画面が開放されるケースも多いようです。ただし公式の案内通り24時間待ってから試みることをおすすめします。
🎓 教訓まとめ:NTS申請でやってはいけないこと
💡 私の失敗から学んだNTS申請の注意点
❌ NTSを複数科目まとめて取得して期限に追われる(→現行制度では不可、そもそもしてはいけない)
❌ NTS期限が迫っているからといって学習が不十分なまま受験する
❌ 初回申請の手間を見積もらずぎりぎりに申請する(初回は1時間程度かかる)
✅ 1科目に集中し、学習が十分に完了してからNTSを申請する
✅ NTS取得後はすぐに国際手数料を支払い、Prometricで早めに予約を確保する