「アビタスのUSCPA講座って実際どう?」「費用に見合う価値はある?」——アビタスで全科目合格した筆者(ちゃわ)が、実際に約2年間使い倒した経験をもとに、メリット・デメリットを本音でレビューします。
※費用・コース情報は2026年6月にアビタス公式サイトを確認した内容です。最新の料金・条件は必ず公式サイトでご確認ください。
アビタス USCPA講座の基本情報
| 受講料(税込) | 624,800円〜(USCPA総合本科コース) |
| 入会金 | 11,000円 |
| 単位取得費 | 別途(1科目12,100円/パックで追加) |
| 教材 | 日本語の独自教材 |
| サポート期間 | 5年間(追加費用なし) |
| 合格実績 | USCPA合格者 累計8,115名(2026年5月末時点) |
| 補助金 | リスキリング補助金は2026年6月30日で新規申し込みを終了 |
筆者の受講データ(実績)
まず前提として、筆者がどんな状態からアビタスを使ってどうなったかを開示します。
| 開始時スペック | 会計単位0(理系学部卒)・TOEIC830・簿記2級 |
| 受講期間 | 2019年3月〜2021年3月(約2年・働きながら) |
| 総勉強時間 | 約1,630時間(スタディプラス集計) |
| 結果 | FAR82点・AUD80点・REG76点・BEC76点(BECは3回受験) |
| かかった費用の実額 | 約119.6万円(単位取得費+BEC3回の受験料含む) |
短期合格でも高得点でもない「普通の社会人受験生」です。詳しい時系列は合格までの全記録をご覧ください。
アビタスのメリット【実体験ベース】
① 日本語の独自教材で入口のハードルが低い
日本語で丁寧に解説された独自教材が最大の特徴です。筆者は会計単位0からのスタートでしたが、「英語を読む」前に「会計を理解する」から入れたので、最初の科目FARも約424時間の学習で82点を取れました。テキストと問題集(MC問題)の周回が学習の軸になります。
ただし後述のとおり、問題集の周回「だけ」では点が伸びない場面もありました。周回で解き方を覚えるだけでなく、テキストに戻って「なぜそうなるか」を往復するのがアビタス教材の正しい使い方だと、筆者は遠回りして学びました。
② サポート期間5年で長期計画が立てられる
サポート期間は3社中最長の5年間(追加費用なし)。筆者は約2年で合格しましたが、BECに2回落ちて足踏みしていた時期、「まだ3年ある」と思えたことは精神的にかなり大きかったです。働きながらの受験は想定より長引くのが普通なので、この余裕は実際に効きます。
③ 個別カウンセリングが合否を左右することも
筆者はAUD学習中にカウンセリングを活用しました。問題集周回型でBEC(現在は廃止)に不合格になった反省から相談したところ、「理解重視の往復学習に切り替えて」とアドバイスをもらい、その後AUDを80点で一発合格。学習スタイルを根本から修正できたのはサポート体制あってこそでした。
さらにBECに2回目の不合格(73点)を食らって心が折れかけたときも、カウンセリングで受験戦略とモチベーションを立て直しました。独学では、この「相談できる環境」は手に入りません。筆者がアビタスの費用は回収できたと感じる一番の理由がここです。
④ USCPA専門特化の実績・手続きサポート
1990年代からUSCPAに特化し、合格者累計8,115名。出願州の選び方・学歴審査(NIES)・NTS取得・ライセンス申請など、USCPA固有の複雑な手続きのノウハウが豊富です。筆者も出願手続きは予備校の情報を頼りに進めましたが、この部分を自力でやるのはかなり骨が折れると思います。
アビタスのデメリット・注意点
① 費用は3社の中で高め
受講料は624,800円(税込)〜と3社で最も高額です。サポートの手厚さを考えると筆者は費用対効果は高いと感じますが、単純な価格ではTAC・CPA会計学院が下回ります。なお筆者が申し込んだ2019年当時は「受講料+単位取得費」の総額では他校より安く、料金体系は時期によって変わります。必ず現時点の総額で比較してください。
② 単位取得費は別途
基本料金に単位取得費は含まれず、1科目12,100円で追加します。会計単位0だった筆者はここが数十万円単位で効きました。単位が大量に必要な人は、単位込みのCPA会計学院との総額比較を必ず。単位取得の実際の流れはアビタス単位取得コース体験記にまとめています。
③ リスキリング補助金は新規終了済み
アビタスが活用していたリスキリング補助金は2026年6月30日で新規申し込みを終了しました。現在補助金・給付金を使いたい場合は、リスキリング補助金対象のCPA会計学院、一般教育訓練給付対象のTACが費用面で有利になります。
④ 通学拠点が限られる/教材は英語の原書ではない
通学は東京・大阪が中心で地方在住者は通信メインになります(筆者もほぼ通信のみで合格しており、実害は感じませんでした)。また日本語教材中心のため、本試験の英語の問題文への慣れは演習でカバーする必要があります。英語教材で学びたい人はBeckerを使うTACが選択肢です。
【実体験】BECに2回落ちた筆者が、それでも完走できた理由
筆者の受験はきれいな成功譚ではありません。FAR合格の勢いで挑んだBECは65点で不合格。約1年後の再挑戦も73点であと一歩届かず、BECだけで3回受験し、受験料だけで約21万円かかりました。
それでも完走できたのは、(1) 5年サポートで時間の焦りがなかったこと、(2) カウンセリングで「問題集の暗記」から「理解の往復」へ学習法を修正できたこと、(3)「1日1問だけでも解く」で習慣を切らさなかったこと、の3つだと思っています。予備校は合格を保証してくれませんが、崩れかけたときに立て直す仕組みとしては、アビタスは確実に機能しました。旧BECの詳細はBEC合格体験記(旧制度)へ。
費用は実際いくらかかった?
筆者が全科目合格までに使った実額は約119.6万円です。内訳の主因は、(1) 会計単位0からのスタートで単位取得費がフルにかかったこと、(2) BEC3回受験で受験料・国際手数料がかさんだこと。逆に言えば、単位が既にある人・一発合格を重ねられる人なら100万円を切ることも十分可能です。最新の受験料・内訳はUSCPA取得費用の総額【2026年最新】で解説しています。
こんな人にアビタスはおすすめ
- 英語に不安があり、日本語テキストで概念から理解したい
- 働きながら長期スパンでじっくり合格を目指したい(5年サポート)
- 学習戦略を相談しながら進めたい(カウンセリング重視)
- 出願州選び〜ライセンス申請まで手続きをサポートしてほしい
アビタスが向かない人
- 英語教材(Becker等)で本場の問題感覚をつかみたい人
- とにかく費用を抑えたい人(補助金が使えるCPA会計学院・TACも検討を)
- すでに会計・ビジネス単位が十分にある人
よくある質問(FAQ)
Q. 英語力はどのくらい必要ですか?
A. 筆者は開始時TOEIC830でしたが、教材が日本語なので、学習の入口で高い英語力は必須ではありません。試験本番は英語なので、問題演習を通じて試験英語に慣れていくイメージです。詳しくはUSCPAに必要な英語力へ。
Q. 会計知識ゼロでも大丈夫ですか?
A. 筆者は会計単位0・簿記2級からのスタートで合格できました。単位取得のカリキュラムが受験資格の確保と基礎固めを兼ねています。
Q. 合格まで何年かかりますか?
A. 筆者は働きながら約2年(総勉強時間約1,630時間)でした。1年での合格例もありますが、社会人は2〜3年想定が現実的です。サポート5年はその意味でも安心材料です。
Q. 資料請求すると営業はしつこいですか?
A. 筆者の経験では、資料請求・説明会参加後にしつこい営業を受けたことはありませんでした。まずは資料と説明会で教材のサンプルを見て、自分に合うか確かめるのがおすすめです。
まとめ
アビタスは費用こそ高めですが、日本語教材の学びやすさ・5年サポート・個別カウンセリング・USCPA専門特化の実績がそろった、サポート重視の予備校です。筆者自身、カウンセリングがなければAUDをあの点数で合格できていなかったし、BECの連敗から立ち直れていなかったと感じています。英語に不安がある人・手厚いサポートを求める人には有力な選択肢です。費用重視の方はCPA会計学院、英語教材重視の方はTACと比較してみてください。
3社の比較はUSCPA予備校3社の徹底比較、単位取得の体験談はアビタス単位取得コース体験記、これから始める方はUSCPA初心者ガイドもどうぞ。
