「USCPAの勉強はどうやって進めればいいのか」という疑問に、合格者の視点で答えます。筆者は社会人として働きながら16ヶ月で4科目(FAR・AUD・REG・BEC)すべてに合格しました。
この記事では合格に必要な総勉強時間、科目別の攻略ポイント、実際に使ったスケジュールをまとめます。
USCPA合格に必要な総勉強時間
一般的に必要とされる勉強時間は1,200〜1,500時間です。4科目を均等に割ると1科目あたり300〜400時間が目安になります。ただし科目によって難易度が異なるため、配分は変わります。
| 科目 | 目安勉強時間 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| FAR(財務会計) | 400〜500時間 | ★★★★★ | 4科目で最もボリューム大。最初か最後に受験推奨。 |
| AUD(監査) | 250〜350時間 | ★★★☆☆ | 監査の概念理解が中心。英文読解力が問われる。 |
| REG(税務・法規) | 300〜400時間 | ★★★★☆ | 連邦税法の暗記量が多い。Tax計算の練習が必須。 |
| ISC/TCP(新科目) | 250〜350時間 | ★★★☆☆ | 2024年〜のEvolution対応。BECに代わる新科目。 |
※2024年のUSCPA試験改定(Evolution)によりBECが廃止。ISC(情報システムとコントロール)またはTCP(税務コンプライアンスと計画)を選択します。
科目別 勉強法のポイント
FAR(財務会計)
4科目で最もボリュームが大きく、合格率も最も低い科目です。筆者は約424時間・7ヶ月かけて学習し、2019年10月に82点で合格しました。
攻略のポイント:財務諸表の作成プロセスを体系的に理解することが最優先です。個別論点(リース・金融商品・連結など)は後から積み上げる形で学ぶと定着しやすいです。MCQ(択一問題)を繰り返して計算パターンを体に染み込ませることが合格の近道です。
筆者は「間違えた問題だけ繰り返す」方式で、同じ問題集を3〜4周しました。アビタスのアダプティブ学習機能が苦手論点を自動で出題してくれるので、効率的に弱点を潰せました。
FARで特に苦労したのは公会計(GASB)と連結の論点です。講義視聴後にすぐMCを1周する流れで進め、間違えた問題だけを繰り返す方式を採りました。最終的にMCを3〜4周、TBSを3周ほど解いて試験に臨みました。
AUD(監査)
監査の概念・手続き・リスク評価を問う科目です。計算問題が少なく、英文を読んで判断するタイプの問題が多いです。
攻略のポイント:「監査人がどういう目的でこの手続きを行うか」という思考フローを理解することが重要です。丸暗記より概念理解を優先すると、見たことのない問題にも対応できます。英語の長文問題に慣れるため、問題文を声に出して読む練習も効果的でした。
筆者は324時間・4ヶ月の学習で、2020年6月に80点合格しました。AUDの直前期は「試験前になるとやる気がなくなる」という状態でしたが、実力がついていれば直前期にダラけても大丈夫と割り切って受験。結果として80点と余裕を持った合格ができたので、基礎固めに集中する方針が正解でした。
REG(税務・法規)
連邦所得税(個人・法人)と商法・倫理の混合科目です。計算問題と知識問題が半々ほどあります。
攻略のポイント:税率・控除額・期限日といった数値の暗記が避けられません。ただしすべてを丸暗記しようとすると無限に時間がかかるため、出題頻度の高い論点に絞って集中的に覚えるのが効率的です。筆者はフラッシュカードを自作して通勤時間に暗記しました。
REGの勉強期間は約2ヶ月で、2020年11月に76点合格しました。数値の暗記はフラッシュカードに書き出して電車の中で確認する習慣が特に効果的でした。
ISC / TCP(選択科目)
2024年のEvolution改定で導入された新科目です。ISC(情報システム)は会計×ITが得意な方、TCP(税務計画)は税務寄りのキャリアを目指す方に向いています。
筆者が受験した時はBECでしたが、現在アビタスではISC・TCPどちらにも対応したカリキュラムが整備されています。
社会人が実践した16ヶ月スケジュール
筆者はフルタイムで働きながら以下のペースで進めました。
| 期間 | 内容 | 1日の勉強時間 |
|---|---|---|
| 1〜4ヶ月目 | FARの講義受講・MCQ演習 | 平日1〜2h、休日3〜4h |
| 5〜6ヶ月目 | FAR直前・本試験 | 平日2h、休日5h |
| 7〜9ヶ月目 | AUD講義・演習 | 平日1〜2h、休日3h |
| 10〜11ヶ月目 | REG講義・演習 | 平日1〜2h、休日3h |
| 12〜13ヶ月目 | BEC講義・演習 | 平日1h、休日2〜3h |
| 14〜16ヶ月目 | AUD/REG/BEC本試験 | 試験前2週間は集中 |
社会人の場合、勉強時間の確保が最大の課題です。筆者が特に意識したのは「通勤時間の活用」と「土日の午前中を死守すること」でした。夜は疲れて集中できないため、朝型にシフトしたのも効果的でした。
実は筆者はBECを3ヶ月で受験し、65点で不合格になっています。この経験から以降は各科目最低4ヶ月の学習期間を確保するルールを設けました。スケジュールに余裕を持たせることが合格率を上げる上で重要だと、身をもって学びました。
勉強効率を上げるために使ったもの
アビタスのMCQアダプティブ学習は、間違えた問題や苦手論点を優先的に出題してくれる仕組みで、復習の効率が格段に上がりました。問題を解くだけで自動的に弱点が浮き彫りになるため、「何を復習すべきか分からない」という悩みがなくなります。
また、アビタスの講師への質問は無制限で対応してもらえます。FAR学習中に連結会計の仕訳でつまずいたとき、すぐに質問できる環境があったことで解決が早かったです。独学だとこの詰まる時間が積み重なって大きなロスになります。
アビタスが気になった方は、まず無料カウンセリングで学習プランを相談してみてください。自分の保有単位の確認や合格までのスケジュール目安も教えてもらえます。
まとめ
アビタスのUSCPA講座について、合格者の立場から本音でレビューしました。
- 日本語テキストで概念を効率的に理解できる
- 個別カウンセリングで学習戦略の修正ができ、合格を後押しされた
- 最長5年の受講期間で社会人でも焦らず学習継続できる
- 費用は高めだが充実したサポートで費用対効果は高い
筆者自身、アビタスのカウンセリングがなければAUDをあの点数で合格できていなかったと思っています。迷っている方はまず無料カウンセリングを活用してみてください。
勉強法に迷ったら:よくある失敗パターン
テキストを読むだけで演習が少ない
USCPAはMCQを大量に解くことで合格できる試験です。テキストを読む時間は最低限にして、問題演習に時間の7割以上を使うべきです。筆者は各科目で500〜800問を3〜4周しました。
科目を並行して学習する
複数科目を同時進行すると、どちらも中途半端になります。1科目に集中して短期決着させる方が合格率が上がります。
直前期に新しい論点を追いかける
試験2週間前は新しい内容より、既学習の総復習に集中しましょう。直前の詰め込みは効率が悪く、かえって混乱を招きます。
まとめ
USCPAの勉強は長期戦ですが、正しい方法で進めれば社会人でも1〜2年で合格できます。ポイントは「MCQ演習を中心に置くこと」「1科目集中で短期決着すること」「質問できる環境を確保すること」の3つです。
予備校選びに迷っている方は、アビタスの無料カウンセリングから始めてみてください。具体的な学習プランと費用感を把握した上で判断できます。

