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【USCPA全合格までのまとめ】合格までにかかった費用や期間 各科目の勉強方法について

こんにちは、ちゃわです(@MezaseUscpa)。

こんにちは、ちゃわです(@MezaseUscpa)。

勉強開始から合格まで丸2年、ついにUSCPA全科目合格することができました。

正直とても苦しい時期もありましたが、終わってみたらあの時頑張って良かったなと思います。

というわけで、USCPAの勉強開始から合格までの流れをまとめました。 

USCPA を受験するか迷っている方も現在勉強中の方も役に立つ内容になっていますので是非ご覧ください。

※特に短期間で合格したわけでもなく、高得点で合格したわけでもない普通の受験生のまとめですのでご了承ください。

申し込みからUSCPA全科目合格まで

私のUSCPA受験は大ざっぱにこんな感じです。
FAR→BEC→AUD→REG→BEC→BECの順番で受験しており、BECに2回落ちています。

2019年3月にアビタス申し込み

2019年10月 FAR合格(82)

2020年1月 BEC不合格(65)

2020年6月 AUD合格(80)

2020年 11月 REG合格(76)

2021年 2月 BEC不合格(73)

2021年3月BEC合格(76) 全科目合格 

(下のTweetの通りで、もし昔に戻れるとしたらFARの次にAUDを受けるかな)

受験時の状況

TOEIC830

簿記2級(2013年頃)

会計単位ゼロ、経済学系の単位は2だけ。

合格までにかかった勉強時間

1630時間

休憩時間等は入れてないので、正味の勉強時間に近いと思います。

全科目合格まで丸2年かかったので、

大体1年で800時間、1ヶ月月あたり54時間、1日あたり2時間いかないくらいの勉強量ですね。(スタディプラスで勉強時間は集計していました。)

合格までにかかった費用

1,196,544円 

内訳はこちらのTweetからどうぞ。

うーん、やはりけっこうかかりますね。

仮に全科目一発合格しても1,045,646円ですから、資格試験としては高額な部類。

このTweetにも書きましたが、単位ある方や社割ある方は予備校代はこんなにかからないはずです。

ここには出てきていない費用としては電卓でしょうか。

私は電卓の音が気になるタイプ(自分のも他人のも)なので静音設計の電卓を使っていました。
少し高いですが、使いやすいし数字を扱う仕事に就いたら一生使える電卓です。(ちなみに試験で貸し出される電卓はショボいやつです。)

あとは携帯用バッテリー。自習室やカフェで勉強する時、やる気がある日に限って電池残量もない、席に電源もないんですよね笑
でもこれ一つ持っていれば安心です。Macbookも充電できるので、講義消化や問題演習時も強い味方です。(PD対応か20W出力ができるものはMacbookの充電もできるようです。

予備校選びについて

USCPAの取得に当たっては予備校を使うのが一般的だと思います。

USCPAに対応した予備校はアビタス、プロアクティブ、TAC、大原あたりだと思いますがそれぞれ特徴がありますので、予備校を決める前に見学や資料請求をして自分の条件に合ったところを選ぶといいと思います。

個人的には以下の観点から予備校を選びました。

アビタスを選んだ理由

以下の条件を重視して選びました。

価格重視

アビタスは金額が高いと思われがちですが、単位取得費用まで含めると当時はおそらく一番安かったです。
この辺りの現在の各予備校の状況やご自身の単位の状況によって変わります。(この辺りはご自身で調べる必要があります。)

私はUSCPA受験要件である単位をほとんど持っていなかったので、ライセンス取得までに必要な単位取得込みで金額が低いところを選んだ結果、アビタスに絞られました。

実際に説明会に行ったところ、テキストや自習室の環境もよかったので、ここを選んでおけばあとは自分ががんばるだけだと感じ、他の予備校の見学をせずに決めました。(他の予備校行くのめんどくさくなってしまった。)

結局、価格重視といっても予備校代だけで70万円ほどその他受験料も合わせると100万円超えです。 よく吟味して予備校は選ぶ必要があります。一度選ぶと他社に乗り換えるコストもかかります。

価格重視で選んだつもりがアビタスは自習室の環境も良かったしサポートも良かったし授業内容テキストも文句のないものでした。

これからUSCPAの学習を進めるなら、せっかくなので他の予備校も見学して、ライセンス取得までの単位を含めて見積もりをしておくことをお勧めします。 

単位取得認定試験が自宅で受けられる

前にも書いた通り、会計や経済系の単位をほぼ持っていなかったので、そもそもUSCPAの受験資格がなく、かなりの量の単位を取得する必要がありました。

なんとなく単位取得は面倒くさそうだなというのがあり、単位取得のために予備校に行かなきゃいけないところは嫌だったので、アビタスにしたというのもあります。

これが正解だったと思います。単位認定試験は単なる通過点であり、楽に終わるに越したことはないです。(現在は大体の予備校が自宅で単位認定試験を受けられるようです。)

自習室が整備されている

実際に予備校に通って自習室の環境を見るのも重要です。

きちんとした自習室を確保しようと思うと都内だと月1万円から2万円ほどかかります。勉強を2年間続けるとすれば大体20万円から40万円ほどの価値があります。(結局転勤で最初の数ヶ月しか通えませんでしたが)

アビタスの自習室はかなり勉強しやすく、それだけでも高い授業料を払う価値はあると思っています。現在はコロナの影響で自習室は閉鎖されています。 ここはちょっと痛いですがしょうがないので勉強できる環境を自宅や周辺図書館とかで作れないのであればコワーキングスペースとか自習室を借りることをお勧めいたします。

正直何でもそうですが、予備校をどこにするかはあまり重要ではなくどれだけ自分が勉強できるかの方が重要です。 

出願州どうする問題

予備校も決まってUSCPAの受験を決めたら、次は出願州をどこにするのかに悩まされます。
出願州によって学歴評価を依頼する機関が変わるため、学習開始初期に決定する必要があります。

アビタスだと、グアム、アラスカ出願を勧められます。ちなみに私はアラスカ州で出願しました。

一方で、プロアクティブ ではニューヨーク出願を勧めています。(プロアクティブ代表のブログも見てみることお勧めします。結構面白いです。 )
もしこの頃に戻れるなら、ニューヨーク州出願を視野に入れます。なぜならカッコいいから!

アビタスももちろん ニューヨーク州に出願する場合もフォローをしてくれます。

気にならない人はどこでもいいかと思います。 出願州を決めたらFARの撃破を目指して勉強に邁進しましょう。

学歴評価の手続きをする

出願州を決めたら、まずは卒業校に英文成績証明書を請求しておきましょう。しばらくは学歴評価を進めながらFARの勉強を進めていくことになります。

手続き関係は少し煩雑ですが、予備校のフォローがあるので難なく進みます。

ここから数万円単位でお金が飛んでいきます。覚悟しましょう。

この辺りはこちらの記事をご覧ください。

学習の進め方

USCPAの学習の流れは下のTweetの通りです。学習初期はどの科目もこんな感じで進めていけばオッケーです。

⑦までやったらあとは問題集をひたすら解いていき、模擬試験を受けて、AICPAリリース問題(最低3年分)解いて、試験本番に臨みます。

私の勉強ペースだとだいたい FAR受験まで6ヶ月から7ヶ月、他の科目はだいたい5ヶ月で受験できるレベルになっていました。

基本的には問題集を何周も解くということで合格レベルまで行けると思いますが、AUDは教科書の読み込みもしました。問題集はどの科目も4〜5周はしていました。
アビタスのWeb問題集(MCのみ)は各問題の過去の正解不正解が分かるので、これを利用して2回3回連続で正解できた問題は飛ばしていました。
TBS問題はそのような機能はなかったので、自分で表を作って管理していました。TBS 問題はどれくらい届いていたかというとこの表の通りです。だいたい4周から5周しているのが分かると思います。

単位認定試験について

どの科目もUSCPA問題集のA問題のみを解いていればOKです。
単位認定試験に緊張してなかなか受験できないという方もいるのを聞いたことがありますが、単位認定試験で足を止めてる場合ではありません。
単位認定試験試験は単なる通過点です。目標はまずは科目合格、そして最終的には USCPA 全科目合格です。

私は出来るだけいい点数を取るように心がけていました。 (将来的に、留学等を考えているのならここでいいGPAを取得しているといいことがあるかもです。)
いい点数を取りたい場合だとしても単位認定試験に時間をかける必要はないです。
問題集(A問題)を1周して間違ったところをもう1周くらいしておけば単位認定試験は十分にいい成績が取れます。

FARについて

USCPA の試験でまず受けるのはFARです。この科目はUSCPA の中で一番のボリュームがある上、難易度も高く、受験生の最初の壁となる存在です。

逆に言えば、FARを突破することができればUSCPA全科目合格の半分ほど終わったといってもいいと思います。それほど他の科目と比べてボリュームも難易度も高いです。

まずは絶対にこのFARを突破合格してください。目安としてはUSCPAの学習を始めて大体半年くらいまでに受験するスケジュールがいいと思います。

1科目まずは試験を受けるまで進められれば、他の科目も同じことを繰り返すだけです。先が見えてくると言うかやるべきことが分かってくるので、その後の勉強も進みます。

FARの受験をせず「USCPA受験を撤退する」というのをよく聞きます。正直、それはかなりもったいないです。
憶測ですが、原因は受験の長期化と思います。時間が経つとどうしても最初のモチベーションを保つのは難しくなり、あんなに高いお金を払って受験を決意したのにそのお金なんてどうでもよくなってしまいます。私も他の資格試験で同じようなことをしました。

というわけで繰り返しになりますが、USCPA の学習を開始して半年を目安にFARを受験するという勉強スケジュールをたてていくのが良いと思います。

 詳しくはこちらの記事をご覧ください

 BECについて

個人的には一番苦労した科目です。FARの次に準備期間3ヶ月で受験し、かなり散々な結果に終わりました。

この科目とは相性が悪そうだったので、BECを飛ばして次のAUDの勉強を開始しました。 ライティング力がある程度備わっていて、経済学部出身や経営学部出身の方はすんなり合格できる科目でもあります。

正直難易度やボリュームはFARの半分くらいです。実際の試験もFARに比べたら問題1問1問は軽いですが、あまり舐めてかからないようにしたほうがいいです。詳しくはこちらの記事をご覧ください

AUDについて

BEC落ちた後AUDに進みました。理論科目です。

FARやBECは問題集をやり込むという方法で合格までレベルまで持って行けます。しかしAUDはそうはいきません。この科目で何度も不合格となり苦労している受験生がかなりいるのも事実です。

私の場合、問題を解いて疑問に思ったことは教科書に戻って解決するといった勉強方法でAUDを突破しました。

詳しくはこちらの記事をどうぞ

REGについて

76点でギリギリ合格。

この科目は真面目に全範囲を学習するとFARの次にボリュームが多い科目です。

しかし、この科目はビジネスローと税法に分かれており、税法はガッツリ演習していかなければいけない一方で、ビジネスローは分野を絞った学習をすることができます。出題されるところが大体決まっているので時間の無い人はその分野に絞って学習をすればかなり効率的に合格できると思います。

私の場合、とりあえず全科目は講義を見て学習しましたが、REG1のTBSは数問手をつけて辞めました。MCについてもよく出題されるというところをアビタスのカウンセリングで聞いていましたので、その分野を中心に勉強しておりました。試験本番でも特にその勉強法で致命傷はなかったです。

詳しくはこちらの記事をどうぞ

勉強時間を捻出する 

全体の学習の仕方がわかったら、あとは勉強時間を捻出して勉強するだけです。
USCPAの試験は「働きながら取れる」とか「1000時間くらいで勉強をすれば取得できる」というのがよくある宣伝文句です。

しかし、予備校に通って講義を消化しただけではもちろん到底合格はできません。結局、自分で自分を管理して勉強をしていかなければ合格はできません。なので勉強する習慣がついてない人はまず習慣作りが必要です。

ここが時間のない社会人だとけっこう大変だと思います。

私の場合、今まで勉強する習慣がついていなかったため、USCPAの勉強を開始した当初は勉強時間が思うように取れない状況でした。

その状況を打破すべく、対策として「自分の時間を奪うもの」かつ、「本当に心からやりたいと思っていないもの」を自分の生活から排除し、時間を確保していました。 

具体的には、こんな感じです。

社内行事は積極的に不参加

上司や先輩に、若手は社内行事に参加するのは当たり前、大切だ!とか言われると思いますが、本当にそうですか?上司や先輩にいいように使われていませんか?

ましてや休日にボランティア出勤する必要はありません。土日は月に4回ずつしかないのです。貴重なまとまった勉強時間を捻出するできる休日を大切にしましょう。

もし、社内行事が楽しい、自分にとって大切であればこの限りではありません。

テレビを処分する 

「本当にテレビ見たくて見てますか?」改めて自分に問うてみてください。

帰ったらとりあえず見たくもないテレビを点けてないですか?知らず知らずのうちにかなりの時間を取られています。

私はかれこれ2年以上自分の家にテレビを置いていないですが日常生活で特に困ったことはありません。最初はテレビがないと職場の人や友達に言うとよく驚かれましたが、USCPA目指す覚悟してるなら特に何とも思わないはずです。

行きたい飲み会以外は行くのをやめる

飲み会の時間感覚はやばいです。気づいたら数時間経っています。平日2時間の勉強時間を確保するのは大変なことですが、一旦飲みに行ったら軽く2時間以上時間を取られることになります。

本当に飲みに行くことが息抜きになっていれば全然いいと思いますが、付き合いでだらだらと飲みに行くのが習慣になっているのならばその時間を勉強にあてるべきです。(ちなみに私はお酒が好きな人間です。飲み会も断れず参加することもあります。勉強終わったら自宅で1杯のむのが好きです。)

勉強できる環境作り

勉強時間を捻出したらあとは、勉強やるだけ。

転勤した後は最初はカフェで勉強したり、図書館で勉強したりしておりましたが、結局コワーキングスペースを借りて勉強していました。

私はカフェで勉強するのがあんまり好きではなかったので

なぜなら席が確保できない場合もある、いちいち飲み物を買うのもめんどくさい、カフェなのでしょうがないですがうるさい人が来ることもあります。

テーブルも広くなければ電卓をテキストを開くスペースも十分に確保できないと言うこともあり勉強する前にイライラしてしまうことが多いからです。
図書館もありですが、ネット環境の悪さや、閉館時間が早かったりして勉強したいのにできないという制約があったので
コワーキングスペースを見つけてそこで勉強しておりました。

もしこのコワーキングスペースがなかったら合格は難しかったと思います。

ネットカフェの快活クラブもおすすめです。

https://twitter.com/MezaseUscpa/status/1387707857156468745

USCPA に挑戦するか悩んでいる方へ

「USCPAを受験するか迷ってます」という相談をよく受けます。

迷ってるならやってみればという話なのですが、予備校と受験料は設定軽く100万円を超えていく試験なのでなかなか手を出せない気持ちは分かります。

そういった方は、まずは簿記を持っていなければ、簿記3級や簿記2級をまず受けてみるのがいいと思います。簿記というものを体が受け付けないという方もいますので、試してみると良いと思います。

(以前とは異なりWeb で簿記2級を受験することができるみたいなのでこちらを受験するのがいいと思います。 従来型の試験だと、運が悪いと悪問に当たり簿記2級で足止めがかかってしまうということもありえます。 Webでの受験を強くお勧めします。) 

USCPAを受ける前に簿記2級まで取ったほうがいいか

先ほど簿記の勉強をしてみてはと書きましたが、悩んでいる方は簿記3級や2級を勉強してみるのもありですよという意味です。

簿記初学者が簿記2級まで目指すとなると大体300から400時間かかると言われています。これはUSCPA試験のひと科目にかかる勉強時間に匹敵します。
すでにUSCPA 受験を決めているのならわざわざ簿記2級をあえて取りに行く必要はないと私は思います。

その分FARを進めましょう。

ちなみに昔私が簿記2級まで取得するのに使っていた教材はこちらです。このテキストと過去問を解けば合格レベルまでいけます。

必要な英語力について

英語力が心配という方も多いと思います。

USCPAの試験に出てくる英語で難解なものはありませんので、大学受験勉強をひと通りしている方や TOEICでいったら600点とか700点取れているのであれば十分 USCPA に挑戦できる英語力は持っていると思います。

この点数に足りなかったとしても、問題集や試験に出てくる英語はかなり限られているので、勉強している中で覚えることができるのでOKです。

USCPAを受けるために英単語の勉強するとか英文法をし直すと言う必要は全くありません。 絶対に新しく単語帳を買って勉強しなおす等は時間の無駄ですのでやってはいけません。

最後に

1番大切なことは、USCPAを取得したいという気持ちが強いかどうかです。

目標に向かって頑張る日々は本当に楽しいです。

私も USCPA に合格するという目標ができてから本当に毎日が充実していました。
USCPA 合格後も変わらず勉強を続けて、現在は英語力をさらに上げていこうと考えてます。

というわけで、この記事が皆さんも新しい一歩を手助けできれば嬉しいです。

みなさん、一緒に頑張りましょう!

ちなみにREGの受験頃から勉強ルーティン動画を投稿しているのでよかったらご覧ください。

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