こんにちは、ちゃわです(@MezaseUscpa)。
2021年3月に受験したBEC、無事76点ギリギリで合格しました。
3回目の受験にして、やっとBEC合格です。
USCPA取得を目指して約2年、これで晴れて全科目合格しました。
正直、BECには苦戦しました。
MC、TBS問題ともに他科目と比較して難しいわけではないのですが、
私の場合、Written Communication (WC)で苦戦しました。
逆に言えば、BECはボリュームもないし、難易度も高くないので、
ライティングが得意な人orライティングが得意になれば、4科目の中でも1番短い時間で合格できる
と個人的には思います。
というわけで、
この記事では個人的に1番苦労したBECについて怨みをまとめていきます。
私の経験が少しでもみなさんのBEC合格の近道の助けになればと思います。
これまでの試験結果
- 2019年10月にFARを受験 → 82点で合格。
- 2020年1月にBECを受験 → 65点で不合格。
- 2020年6月にAUDを受験 → 80点で合格。
- 2021年2月にBECを受験 → 73点で不合格。
- 2021年3月にBECを受験 → 76点で合格。
先ほども書きましたが、私はBECを3回も受験してしまいました。
受験料だけで約21万円です!
こちらに書く反省から、みなさまにはぜひ一発合格して欲しいと思います。
まずはBECを3回受験しての全体感を説明した後、
BEC1回目の受験遡って、怨み、怨念、反省を書いていこうと思います。
BEC3回受験しての全体感
MCについて
コーポレートガバナンスからの出題が多めですが、試験範囲からまんべんなく出題されます。
まじでまんべんなくです!
他の科目だとMCはここが出やすいとか、この分野が出やすいとかがありますよね。
しかし、BECについてはそういった偏りがないので、
管理会計、経済学、経営学、IT、コーポレートガバナンスの全てに穴を作らない様に、浅く広く学習するのがいいと思います。
特に、コーポレートガバナンスからの出題は多めの印象なので、必ず対策をしておかなければいけません。(AUDを先に合格しておくとここが楽になる。)
対策と言っても、アビタスのMCをランダムで何回も解いて、AICPAリリース問題を数年解いておけば十分対応可能です。
ちなみにですが、出題されなさそうなこんな問題も本番では出てきました。
(2回目と3回目。1回目は忘れましたすみません。)
- 2次方程式の切片の値は?
- 回帰分析ってどんなもの?
え、そこ出題する?って思いませんか。笑
TBSについて
MCと同様、まんべんなく出題されます。
コーポレートガバナンスに関する問題も3回受けて2回出てきてます。
特に、2つの投資先のキャッシュフローを計算して、どちらに投資するのが最適かを問う問題(アビタスにもAICPA問題にもある)は受験3回中、2回出題されたので対策はもちろん、慣れておくことが必須です。
また、各指標、例えば 『Financial ratio』や『Financial leverage』等は、必ず確実に覚えておいてください。
この辺りの指標は、TBSだと資料で定義が与えられると思っていたのですが、2回目のBECでは資料なくて解けなかった問題がありました。油断してました。笑
みなさんは私の様にならないようきちんと各指標の定義をきちんと確認していただければと思います。
アビタスのTBS問題集(BEC)については、少し物足りない気もしますが、併せてMCやAICPAリリース問題やっておけば対応できます。
対策に悩んだWC
WCは結局効果的な勉強法は見つからないまま試験を迎え、なんだかギリギリ合格できたと言うのが本音です。
他の受験生の様子をTwitterなどでお伺いしていると、WC対策の教科書を丸暗記したとか、全問暗唱できるようにするとかかなり根性の要る勉強で乗り切る方もいます。
一方で、もともと英語力が高く、ほとんど対策しなかったと言う人もいます。
私の場合、ライティングの勉強なんて高校受験以来でしたし、TOEICは800点台を取得しておりましたが
ライティングの学習は全くしておりませんでした。
1回目の受験時は、いざ文章書こうと思っても最初の単語が出てこないし、
出てきたとしても文法がわからなくて、めちゃくちゃな文章しか書けないと言うレベルでした。
結局2回目もそんなにレベルは変わらず。
2回目のFailで、きーよさんの教材を購入し、無事ギリギリ合格できたという感じです。
ブログ後半では、受験3回で出題された論点や、その他の実際に対策した論点を紹介していますので、参考にしていただければと思います。
AICPAリリース問題の使い方
BECは科目の特性上、会計基準の変更や税制改正等の影響を受けにくいので、AICPAリリース問題をガンガン遡って解いても無駄になりにくいです。
ちなみに、私は3回目の受験時は、直近から2016年分まで解いていました。
とはいっても、最新の出題傾向は、直近のリリース問題から把握していくしかないので、直近3年分くらい演習すれば十分と思います。(他の科目に比べたら、最近の出題傾向に偏りは特にない様な気もします。)
BEC 1回目を振り返る (2020/1)
勉強期間は3ヶ月。勉強時間でいうと248時間ほど。少なっ
NTSをFARとBECの2科目で発行していたため、習熟度が低いままNTS期限に合わせて受験しました。
具体的なスケジュールはこんな感じ。
FAR 2019年10月受験→ BEC 2020年1月受験
結果は65点
敗因は圧倒的な勉強不足です。
年末年始も勉強すればイケる!と意気込んだけど、全然勉強が足りなかったという結果になりました。
まあ、普通にBECをなめてましたね。
模擬試験の結果はどうだった?
模擬試験でも下のTweetのとおり、合格者平均点を10点ほど下回ってたので、落ちるのもしょうがないなという印象でした。
先日受けたBEC模擬試験。
— ちゃわ (@MezaseUscpa) December 20, 2019
結果は合格者平均63点をまあまあ下回る56点でした😭
試験は1月2週目、全然間に合う気がしないですね…
今年は勉強して年越し→正月も勉強がんばります。 pic.twitter.com/1q0Edct3zH
きちんと合格レベルまで実力をつけてから受験すること
当たり前ですね。笑
当時、Twitter界ではFAR以外の各科目は3ヶ月で受験すべきという風潮に影響されて、3ヶ月あれば大丈夫と思っていました。
3ヶ月ほどで各科目パスしていく方もいらっしゃいますが、普通に優秀すぎです。
自分には、3ヶ月は無理ということが判明し、以後の試験ははしっかり勉強してから受けようと決意したのを覚えています。
どうせ7万円払うなら、せめて合格レベル付近まで実力をあげてから受験しましょう。
7万円が消えて悲しかった。
試験の感触としては、
FARに比べてMCひとつひとつが軽くてびっくり。
知識が全然定着していないため、もっと勉強してたら解けたなーっていう問題がたくさんありました笑
Testlet2は明らかに易化してしまいました。
Testlet2で易化を感じたのは後にも先にもこのBECだけでした。
BEC出題内容(その1)
ちなみに1回目の試験の出題内容のまとめはこんな感じでした。
BEC 2回目を振り返る(2021/2)
勉強期間は、3ヶ月。
AUD、REG合格後の2021/12〜2の期間で再挑戦したという流れです。
結果は73点。
敗因としては、WC対策おろそかだった(1回目から学んでいない。)。
2回目の受験までの勉強の仕方
BEC1回目の不合格後、AUDとREGを合格した後に再受験。
約1年のブランクがあったけど、AUDで内部統制周辺を深く勉強したためか、感覚的には半分くらい知識が残ってる感じ。
再度、講義を視聴することはせず、MCとTBSをどんどん解いていきました。
抜けてる知識は、MCやTBSの解説講義と教科書で補っていくというスタイルです。
【BEC再挑戦】
— ちゃわ (@MezaseUscpa) December 30, 2020
とりあえず問題演習をした結果、
→2週間でMC1周
→その後、TBSも2週間で1周
こんな感じで意外といい進み具合🙆♂️
前回の学習から約1年経っていますが、けっこう知識は残っていました
さらに、AUDとREGを撃破した状況での再挑戦だから、次は合格するぞ!
強くてニューゲームってやつ!
WCの対策は、Twitterで検索して出題された問題の解答案作ったり、アビタスWC問題集から使えそうな表現を覚えて本番に望みました。
模試でもWCの得点をまあまあもらえたのと、
正直、時間かけてもライティング力が伸びる気配もなかったのであんまり時間もかけていませんでした。
まあ、落ちたら他の教材買おうと思ってました。
模試の結果はどうだった?
模試でも平均点以上取れたため、もう大丈夫と思って受験しましたよっと。
最後の試験になればいいという気持ちと、 最後になっちゃうとさみしいなという謎の気持ちが混ざっています
私のつぶやき
↑ 何言ってんだこいつ。大丈夫、最後にならねえよ。
BEC出題内容(その2)
ちなみに問題はこんな感じでした。
MCもTBSも難易度は普通でした。
アビタスの問題集やってれば対応できます。
BEC試験メモ(その2)
— ちゃわ (@MezaseUscpa) February 20, 2021
【WC】
①とあるperformance indicator の説明とその重要性
②future forcastについて→?
③グローバル企業が事業を行っている国でfunctional currencyが下落したらどうなるか→?
正直、アビタスのWC論点をただ暗記しても3問中1問の一部しか書けない…さて、どう対策しよう😭
このWC問題、結構難しくないですか?
本番はボロボロでした。
①は『Operating ratio』と『Debt ratio』についてでしたが、『Operating ratio』って何だっけ→書けず。
②意味わからん
③いろいろ書きたいけどまとまらない、表現わからねえ
問題運が悪かったということで。(勉強不足)
Score noticeについて
落ちるとこんなものが見れます。
75〜80点で合格した人と比べて、私の成績はどうだったかが、
・Stronger
・Comparable
・Weaker
で表されます。
そういえば、73点で落ちたBECのScore noticeはこちら
— ちゃわ (@MezaseUscpa) March 25, 2021
わかってるけどWC対策、ちゃんとやれということですな…イヤです😂
そして今週末に受け直します! pic.twitter.com/HlyWUrhkGZ
この結果に関しては、手応え通りでした。
MCは自信あり、TBSはまあまあ、WCはボロボロ。
WCの問題運さえ良ければ…なんて(また言う)
BEC 3回目を振り返る(2021/3)
2回目のBECの不合格が判明したときは、正直かなり落ち込みました。
またギリギリで落ちたらめっちゃやる気なくなるなとか、FARが失効になるのでまた受けなきゃいけないなとかけっこうテンションガタ落ちでした。
落ち込んでもしょうがないので、不合格発表の日から勉強再開。
落ちてたら買おうと思ってた『きーよさん教材』を即購入。きーよさん教材の力をお借りして、問題パターンの型をきちんと暗記。
また、同時にTwitterで出題された問題を検索しまくって解答案を作成していました。
WC力上げるには最低でも1ヶ月はかかると見込んで、再受験の日は4週間後に設定。
この4週間はTBS問題演習には一切手をつけず、知識をキープする目的でMC問題をランダムで解いていました。
そんなこんなで受験し、
結果は76点
結局ギリギリだった。
試験の出題内容(その3)
試験の難易度としては、MC、TBSは前回とほぼ変わらない印象。
WCは残り1時間ほどで解答したと言う感じです。
上記のWC②は、ほとんど内容を書けずに試合終了。
WCについてはこちらのTweetを参考にしていただければと思います。
他に対策したWC論点
以下は教えていただいたり、Twitterから拾ってきたものです。勝手に載せてごめんなさい。
- 海外企業を買収時、遭遇する3つの機会とは?
- disaster recovery planの重要なコンポーネント
- the change in the oil price におけるderivative の効用
- Import tariffが価格に与える影響
- External auditors の観点におけるThe audit committee の役割
- The perpetual method and the periodical methodの違い
最後に
BECは4科目の中でもボリュームは少ないし、難易度は高くないので、うまくやれば短時間の学習でパスできる科目(私が言うのも変ですが)だと思います。
ぜひこの科目で学習時間の短縮をして、USCPA全科目合格して欲しいと思います。
個人的には一番苦労した科目なので怨念でこんな長文になり、まとまりなくて申し訳ありません。
読んでいただきありがとうございました。